【洋画】「ターミネーター:新起動/ジェニシス〔2015〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】「審判の日」以降、スカイネットと人類の戦争は指導者ジョン・コナーのもと、人類の勝利で終わる。しかし、スカイネットは過去に遡り、ジョンの母親 サラ・コナーを殺害しようと考える。サラを救いにカイル・リースが1984年に送り込まれるが、カイルの知っている世界とは異なっていた。

ターミネーター:新起動/ジェニシス (字幕/吹替)

良質なスピンアウトとして観る外伝としては、見応えがあるので、正史ともにチェックしておきたい作品

・アランテイラー監督は、TV製作に携わりながら、1995年の「パルーカヴィル」で映画監督デビューしています。

・本作も過去作品と同様に3部作の一つとして企画された映画ですが、結局その後の作品は制作されていません。

・「ジェニシスがスカイネットだ。起動すると審判の日が始まる。その前に殺せ。」「審判の日は2017年」これがキーワード。

・もともとのタイトルは、『ターミネーター: ジェネシス』(Terminator: Genesis)でしたがが、2014年8月8日に『ターミネーター・ジェニシス』(Terminator Genisys)に変更となっています。

・公開前の時点では、原作者のは「最新作は私にとって『ターミネーター』の3作目だ!」「期待を遥かに超える、予想外のどんでん返し!必見の作品だ!」と評価されています。

・物語は、ターミネーター5とは言わず、新起動という題名ということから、新しいターミネーターを作り始めようとするところがあります。

・序盤は、初代ターミネーターの物語を踏襲したような展開で、1984年にターミネーターが現れるところから始まります。

・ですが、スカイネットが送り込んだターミネーターは、あっけなく破壊されます。

・これを破壊したのは、ターミネーターおじさん。カイルが1984年に着いたときに、「聞いてないよぉ~」と言わんばかりに、状況が変わっています。

・過去のシリーズを辿ると、1994年に現れたT-1000が、1984年に現れます。T-1000は、ターミネーター2でも苦戦したターミネーターでもあり、同様に液体金属のボディで無敵に近い状況で、サラに襲いかかりますが、これもまた、ターミネーターおじさんとカイルの手助けで、なんとか撃滅します。

・これもまた綿密に準備されたトラップのおかげで撃滅できるのですが、やはり、ターミネーターの倒し方を熟知していることに、聞いていた過去と異なる状況になります。

・さらに驚きは、時空転移装置をサラが作り出していたこともあり、過去のターミネーター作品とは、予想のつかない展開となっています。

・ここまでが序盤から中盤ほどの内容で、この後さらに過去のターミネーターシリーズの常識を覆してきますが、無理な設定の印象もなく、すんなりと物語を受け入れられるようになっています。

・理由は、すでに送り込まれていたターミネーターおじさんのおかげでもあり、ずっとサラを守り続けている守護者であるからとなっているからです。

・この後、2017年に行き、「審判の日」の阻止と新たな敵T-3000と遭遇します。

・この展開も予想できない展開でもあり、それながらどこかに違和感のある状況が描かれます。

・人類とスカイネットの戦いが過去から未来に舞台を移しつつ描かれる新たな試みの作品で、ターミネーター2以降の作品では、しっかりとターミネーターな映画になっています。

・続きを制作できるような幕切れとなっていますが、やはり権利上の問題で、その後のシリーズ化は一旦白紙になるところが本当に残念です。

・シリーズ3~5(新起動)は、原作者 ジェームスキャメロンが全面に関わっているわけではないので、2019年に発表された「ターミネーター:ニューフェイト」まで、正当な続編とはならないのですが、権利問題等でシリーズの統制がぐだぐだなのが残念です。

・良質なスピンアウトとして観る外伝としては、見応えがあるので、正史ともにチェックしておきたい作品になります。

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