【日本映画】「菊とギロチン〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】大正末期の関東大震災後の日本を舞台に、女相撲とアナーキスト結社「ギロチン社」の物語。

菊とギロチン

多少気合をいれて観ることをおすすめする映画

・瀬々敬久監督は、学生時代に自主映画制作を行い、ポルノ映画を制作をしながらも近年では話題作を制作するようになり、意欲的に映画制作を行なっている監督です。

・木竜麻生は、CM出演でデビューをし、2014年に映画『まほろ駅前狂騒曲』で女優デビューをしています。

・本作では300人からのオーディションから選ばれ、初主演をつとめています。

・発表当初「女相撲とアナキスト」という副題がついていましたが、刺繍的には『菊とギロチン』が正式名となりました。

・配給と宣伝の費用はクラウドファンディングにより2018年4月23日から公開直前の同年7月6日まで集められた作品です。

・物語は、アナーキスト結社と、女相撲の対比をしながら、自由を求めて活動する人々の物語。

・女相撲という要素はあくまでつかみな要素もあり、大正時代の実話として、描かれます。

・その背景に秘密結社の存在があり、この2つの物語が集約していくところに自由や権利の思想が得がれています。

・かたや、古い習わしや慣習に意見をするような女相撲にはやはり、自由や主張を意図した要素があり、ギロチン社の主義もその要素に同調します。

・社会派のメッセージ性と相撲を取り混ぜ、3時間を超える内容の青春群像劇ですが、さすがにちょっと長かった印象もあり、物語が進むに連れ、だんだんとダレていってしまうところは、集中力の問題かもしれません。

・各登場人物を投影する要素が薄いので、感情移入すべき要素がちょっと欠け、更に、時代背景を多少考慮しなければならないところは、気軽に観るような内容でもなく、多少気合をいれて観ることをおすすめする映画です。

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菊とギロチン ーやるならいましかねえ、いつだっていましかねえ

 

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木竜麻生写真集 Mai

 

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