【日本映画】「最低。〔2017〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【原作】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】橋本美穂と彩乃とあやこの3人の女性が織りなすAV業界を通じて描かれるドラマ。

最低。

R15+の作品となりますので、すべての人に薦められる作品ではありませんが、ポルノ映画というよりも、しっかりとしたドラマ

・瀬々敬久監督は、学生時代に自主映画制作を行い、ポルノ映画を制作をしながらも近年では話題作を制作するようになり、意欲的に映画制作を行なっている監督です。

・紗倉まなは、2011年『工場萌え美少女 紗倉まな 18歳』でイメージビデオデビューをし、その後、グラビアなどの活動をしていましたが、2012年『紗倉まな AVDebut』でAVデビューをし、その後、2016年に自身初の小説「最低」を発表し、現役AV女優でもありながら、AV女優、女優、タレント、歌手、小説家、YouTuberと多彩な才能を発揮しています。

・森口彩乃は、2006年「虹を架ける王妃」でドラマデビューをし、その後映画やテレビ、CMなどに出演している女優です。

・物語は、3人の女性がAV業界に関わりを持ちながら、その生活と進路について、迷いながらも自らの進む道を見つめ直していくストーリーです。

・本作品は、R15指定ながら、本質はきちんとしたドラマとなっています。

・「上京した学生がAV業界にどっぷり浸かっていた話」「子供のいない夫婦で生活の寂しさからAV業界に足を踏み入れる話」「母親が元AV女優である高校生の娘の話」の3本の話があり、それぞれの話には直接的な関連性が薄く、独自の物語ながらも、しっかりと筋道が建てられています。

・この3つの話が交錯しながら、各々の人生を見直すストーリーとなっています。

・もともとの原作自体が短編のような作品となっており、その3本をまとめ、再構成をした作品となります。

・AV業界でも様々な人に様々な思いがあり、複雑な話をまとめ上げた展開は素晴らしいところになります。

・特に、母親が元AV女優という境遇で高校生活を送っている話は、本人の思いとは大きく逸れたジレンマに悩む姿に興味深いところがあります。

・R15+の作品となりますので、すべての人に薦められる作品ではありませんが、ポルノ映画というよりも、しっかりとしたドラマとなっていますので、物語の内容をきっちりと観ていくことで、なにかしら心に残るところがあると思います。


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