【ドラマ】「やれたかも委員会〔2018〕」を観ての感想・レビュー

【原作】
【出演】

【あらすじ】あの日あの時もしかしたら「異性とやれたんじゃないか?」という過去の出来事を「やれたかも委員会」の3人が判定する1話完結型ドラマ。

個性が強烈なので、彼らを見ているだけで楽しい

・塾長「能島譲」秘書「月綾子」ミュージシャン「オアシス」で構成される「やれたかも委員会」が招かれた相手に対して、やれたかやれてないか判定をする物語

・1話完結の体裁なので、どの回から見てもよく、視聴の敷居は低いです。

・基本的には、「思わせぶりな女性の本心はいかに?」という男性側から見た要素が大きいのですが、当然女性の相談者も現れます。この辺りは、男女共に恋愛に対してのスタンスは近しいことだと感じさせられます。

・毎回の相談者は結論から言うと、「思い切りが足りないなぁ」と「コンプレックスを考えすぎ」に尽きると思います。

・このあたりは日本の教育方針の弊害なのかはわからないけど、「欲しいものを主張する」「失敗したときの周囲を気にする」「同調性の弊害」などがあるのかなぁという印象。

・「欲がない」ということとはちょっと違うかもしれませんが、「控えめが良い」という考え方が強すぎるための問題なのかなぁと思います。

・創作物にそこまで真剣に考えることはないのですが、「やれたかも委員会」という漫画が受け入れられた背景にはこのようなことの反動があるのかなぁという気がします。

・コンプライアンスの問題などで、セクハラやパワハラなどとすぐに叫ばれてしまうご時世ですが、人生にはリセットは効かないので、「後悔をするくらいなら、実行した方が良い」というのが感想です。行うことにもある程度は節度は必要ですが。

・後悔は、いつまでも解消できるものではなく、常につきまとってしまうと思われ、救われるのはその問題自身と対面するしかないのだと思います。

・ゲーム感覚ならリセットはできますが、常に「自分は間違えたくない」という意識から、遠慮がちになるのはむしろ負のスパイラルでしかないように見えてきます。

・相談者は、救われて帰っていくようにも見えますが、やはり過去の答え合わせなどできるはずもなく、結局数日後にはまた後悔に苛まれるのだと思います。

・「やれたかも委員会」の3人は個性が強く、基本的には聞き役なんですが、個性が強烈なので、彼らを見ているだけで楽しいです。

・「大胆かつ慎重に」という言葉がとても名言に思えます。(※このドラマにはそんなセリフは出てきません)


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