作品紹介
【監督】永田琴
【出演】北村匠海/林裕太/山下美月/矢本悠馬/木南晴夏/田邊和也/嶺豪一/加治将樹/松浦祐也/綾野剛/
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】主人公 タクヤは、マモルとともにSNSで女性のふりをして、身寄りのない人から個人情報を引き出して戸籍売買を行っていた。
個人的には、中盤以降で観るのが辛くなってしまったので
永田琴監督は、岩井俊二監督を始めとして数々の作品で助監督を務め、2001年「壁穴」で映画監督デビューをしています。2006年「渋谷区円山町」で長編映画を手掛け、以降、テレビドラマや映画を制作しています。
北村匠海は、もともと、ダンスロックバンドDISH//で活動をしており、2017年『君の膵臓をたべたい』で注目され、2020年『とんかつDJアゲ太郎』では、映画初単独主演をしています。非常に多くの作品で主演を演じており、役者としての活動も増やしてきています。
林裕太は、2021年「草の響き」で映画デビューをし、以降数々の映画やテレビドラマに出演しています。2025年「愚か者の身分」で第30回釜山国際映画祭をはじめとした数々の賞を受賞しています。
本作の原作は、第2回大藪春彦新人賞を受賞した西尾潤の「愚か者の身分」が原作となっています。
物語は、SNSを使い、個人情報を引き出して戸籍売買をしている主人公らは、闇ビジネスを行っていたが、ある時、足を洗おうとするが、トラブルに巻き込まれていくというストーリーです。
序盤から、タクヤとマモルが神田川で落ちたシャツを取りに行っているときに警察に呼び止められ、尋問されますが、この2人は仲間として、ちょっと犯罪じみたことで生計を立てていることが徐々にわかります。
数台のスマートフォンを使って女性を装い、個人情報を引き出して戸籍売買をしていることがわかります。
タクヤを演じるのは北村匠海で、こういうちょっと悪い人物を演じるのはなかなかこなれているところはあります。
戸籍を一時的に貸すことで大金を支払うという流れで、身寄りのない人を騙しながら個人情報を集めていきます。
借りた戸籍を戸籍を変えたい人に貸し、事情のある人から大金をせしめているというそんなしのぎをしています。
登場人物の多くがクズが多いので、登場人物に同情ができないのですが、
「戸籍売るって、どういうことか考えたことねえだろ?」
タクヤの素性がわからないところが序盤のポイントで、マモルがタクヤを兄貴分として信用しているところから、マモル視点で物語が描かれ、起こっていくトラブルの全体像が徐々に見えてきます。
序盤は、「マモル」途中から「タクヤ」と物語の時間軸が変わりながら、それぞれの登場人物の事情が描かれていきます。
「おめえにやれる仕事なんてねえよ」
タクヤにフォーカスしたストーリーでは、タクヤ自身はどこかに良心があり、悩みながらも過ごしていたことがわかります。
過去に戸籍を売った人にも仕事を回さないのは、どこか同情しているところがあり、さらに深みにハマっていくのを食い止めているところにもなります。
中盤で、序盤のシーンまで戻って来るののですが、複数の人物のそれぞれの時間を巻き戻しながら描いていくところになります。
中盤以降の展開はちょっとあまりオススメしないところもあり、かなり観ていられなくところもあります。
さすがにちょっと尋常じゃない状況になるので、気楽に観られるようなところではなくなるので、オススメしません。
結末も、みてもらうのが良いと言いたいのですが、個人的には、中盤以降で観るのが辛くなってしまったので、本来みるべきでもありません。
明確なラストが描かれているわけではありませんが、ほぼこの後どうなるかの予想がつくような内容にはなっているのですが、救いが無いということだけはあります。
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