作品紹介
【監督】池田健太
【出演】大西礼芳/柾木玲弥/小川あん/宮田佳典/佐藤玲/岩瀬亮/谷川昭一朗/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 直子は、婚約者の浮気を知ってしまう。会社の同僚の山口紗季にマッチングアプリを教えてもらい、アプリを通じて様々な男性と交際をしていく。

心理サスペンス作品ということで
池田健太監督は、アメリカで映画を学び、帰国後、岩井俊二監督に師事をしています。2018年『午後3時の悪魔』で短編作品を制作し、2024年「STRANGERS」で長編映画監督デビューをしています。
大西礼芳は、2011年「MADE IN JAPAN 〜こらッ!〜」で映画デビューをし、以降、映画やドラマ、CMと様々な分野で活躍している女優です。
物語は、婚約者の浮気を知りながら生活をしている主人公が、会社の同僚からマッチングアプリを知り、様々な男性と交際をしながら、自分自身を見失っていくストーリーです。
序盤から、街なかの広場で、待ち合わせをしている直子が描かれますが、そこで人が倒れているのを見かけます。
そこからとある店で人に会いますが、家族の食事会で、直子は同棲をしていながら、籍を入れていないがわかります。
直子はふわっとした感じで交際をしていますが、食事会の帰りにマッチングアプリを使っていることを紹介されます。
直子は派遣社員として仕事をしていますが、どうにも生活自体にメリハリがないような演出で描かれていきます。
同僚のケータイ電話を一時的に預かってしまったことで、マッチングアプリを通じて、様々な男性と交際をしていきます。
会社の同僚の山口になりすましながら、直子は様々な男性と出会い、お金を受け取るなどで生活が変わっていきます。
「なに、あたしらしくって」
直子の視点で描かれていくストーリーではありながらも人物関係がわかりにくいところがあり、ストーリーを深く理解しづらいのですが、直子自体がマッチングアプリで出会う男性に影響されて、自分自身を見失っていくのがざっくりとした流れです。
心理サスペンス作品ということで、主人公が自分を見失っていく点は主人公視点の展開なのでわかりやすいのですが、キーとなる青いワンピースは暗喩となっていると思います。
観終わったあとにスッキリとするところはないのですが、本作のスリラー要素を考えると、多少、観ている側に考える余白を残しているのかと思います。
予告編
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