【日本映画】「ネムルバカ(2025)」 ★★★☆☆

作品紹介

【監督】阪元裕吾
【原作】石黒正数
【出演】久保史緒里/平祐奈/綱啓永/樋口幸平/兎/儀間陽柄/高尾悠希/長谷川大/志田こはく/伊能昌幸/山下徳久/水澤紳吾/吉沢悠/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公は、入巣柚実と鯨井ルカ。大学の女子寮に住む先輩後輩で、インディーズバンド「ピートモス」として活動をしている。

著:石黒正数
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前半の内容が終盤に結びついているところもあるので

阪元裕吾監督は、2016年「べー。」で監督デビューをし、2018年「ファミリー☆ウォーズ」で商業映画監督デビューをしています。アクションやバイオレンス作品を得意としていますが、ハリウッド映画の影響ではなく、週刊少年ジャンプを手本としていると語っています。

久保史緒里は、2016年に乃木坂46の3期生オーディションを受け、メンバーとして参加しています。その後、2022年「左様なら今晩は」で映画初出演初主演をしており、テレビや映画、舞台で活躍しています。2023年「どうする家康」に出演しており、現役の乃木坂46のメンバーで大河ドラマに初の単独出演をしています。

本作は、『月刊COMICリュウ』に連載されていた石黒正数原作の漫画で、全1巻で完結をしています。タイトルの「ネムルバカ」は本作の主題歌ともなっており、本作の要とも言えるような曲でもあります。作詞は、原作の石黒正数が行っています。

物語は、大学の女子寮に住む2人は、インディーズバンド「ピートモス」で音楽活動をしながら、なんとなく過ごしていたが、ある日、大手音楽レコード会社から声がかかり、日常が大きく変わっていくストーリーです。

序盤から2人のユルい生活が描かれますが、ベイビーわるきゅーれを知っていると、この2人のやり取りの既視感がありすぎて、むしろ、ベイビーわるきゅーのテンポ感がとても良くできているのがわかります。

そしてこの2人が、女性という性別がしっかりと見えてしまうような容姿を思うと、この人選と雰囲気にはあまり面白みが感じられないです。

「配信はな、重みがないねん」

レンタルビデオ店で、VHSのテープの良さを語られたりしますが、日々のちょっとした会話の積み重ねで物語が描かれていくので、特に大きな事件や物語の流れを楽しむよりも、ユルい展開を楽しむ作品です。

ネムルバカというタイトルと曲の由来は終盤でしっかりと明かされます。

日常の雑談からなる面白さを描いた作品ではありますが、リアリティのある会話というより、このユルい会話のテイストで物語が綴られているので、「ベイビーわるきゅーれ」的な印象を受けます。

終盤のまとめ方はちょっと良い感じになっており、「ベイビーわるきゅーれ」のゆるいところだけでを延々観せられたあとに、こういう落とし所の付け方には、困惑をしますが、悪くはないです。

前半は流す感じで終盤、きっちりと観れば良い作品かと思いますが、前半の内容が終盤に結びついているところもあるので、これはこれで良いのかと思います。

予告編

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