作品紹介
【監督】クリストファー・ボルグリ
【出演】ニコラス・ケイジ/リリー・バード/ジュリアンヌ・ニコルソン/ジェシカ・クレメント/マイケル・セラ//ティム・メドウス/ディラン・ゲルーラ/
【あらすじ】主人公 ポール・マシューズは、大学教授。ある日、何百人もの人の夢の中にポールが現れ、一躍有名となる。
【個人的評価】★★★☆☆

SNSの人気の獲得方法の流れをも描いているようなところがあり
クリストファー・ボルグリ監督は、ノルウェーの監督で、2017年「DRIB」で長編映画監督デビューをしています。2022年『シック・オブ・マイセルフ』でブルックリンホラーフィルムフェスティバルでは作品賞を受賞しています。2023年「ドリーム・シナリオ」でも評価を得ており、今後が期待できる監督です。
ニコラス・ケイジは、叔父にフランシス・フォード・コッポラを持ち、1981年『初体験/リッジモント・ハイ』で映画デビューをしています。1995年『リービング・ラスベガス』でアカデミー主演男優賞を受賞し、超大作から芸術作品まで、さまざまな作品に出演している一癖も二癖もある独特な名優です。
物語は、他人の夢の中に現れることで有名となった大学教授の主人公は、その不思議な現象のためにトラブルに巻き込まれていくストーリーです。
序盤から、娘の夢のシーンが描かれ、そこで、何もしないのに登場する主人公 ポール・マシューズが描かれます。
特に何もしないポールだったりと、夢に登場するポールは、人畜無害なところが多い中、徐々に恋愛対象になったりと人気が上がってきます。
この夢の現象が特にどういうことなのかは説明は少ないのですが、なんとなく物語を描くフィクションとして、展開していきます。
本作は、SNSの人気の獲得方法の流れをも描いているようなところがあり、人気者になり、そこから誹謗中傷され、周りから阻害されていくという流れを、現実社会で描いているところが興味深いところです。
「これが現実なら良かったのに」
ニコラス・ケイジの主演作でもあり、主人公視点で物語が進行するので、非常に観やすい作品でもあります。
メッセージ性は、SNSでのバズりとも通じるところがあり、行き過ぎたSNSの批判のようにも取れます。不条理コメディと言うところでもありますが、他人から見られる自分ということをちょっと考えてしまうような作品です。
予告編
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