作品紹介
【監督】沖田修一
【出演】どんちゃん/坂口辰平/大塚ヒロタ/遠藤隆太/師岡広明/宮部純子/
【あらすじ】売れない俳優の3人が住んでいる家に元恋人の手紙と赤ちゃんが置かれていた。3人はその子に「どんちゃん」と名付けて子育てをする。
公式サイト
沖田修一監督の手腕もあり、普通の作品ではないように思います
沖田修一監督は、日本大学藝術学部映画学科撮影・録音コースで映画を学び、2002年『鍋と友達』で短編映画が評価されます。その後、2006年『このすばらしきせかい』で長編映画を手掛け、2009年『南極料理人』で商業映画監督としてデビューをしています。「キツツキと雨」「横道世之介」などをはじめすべての作品で「監督・脚本」を手掛ける監督です。
物語は、売れない俳優の3人が住んでいる家に、元彼女の手紙と赤ちゃんが置かれたことで、その赤ちゃんを育てていくストーリーです。
本作は、実際には2021年に公開された作品ですが、撮影自体は、2014年から2017年まで行われた作品でもあります。
どんちゃん自体は、沖田修一監督の娘であり、作中ではしっかりと成長し、セリフも喋っているそうです。
ドキュメンタリー風でもあり、ホームビデオのような感じもありな作品ですが、ある意味実験的な感じもする作品です。
あくまで、沖田修一監督の娘を撮影した自主映画ではありますが、沖田修一監督の手腕もあり、普通の作品ではないように思います。
157分という時間が非常に長い感じもしますが、ストーリー性というよりも、もうちょっと気をぬいた感じで観られる作品なのかと思います。