【日本映画】「帰ってきた あぶない刑事(2024)」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】原廣利
【出演】舘ひろし/柴田恭兵/浅野温子/仲村トオル/土屋太鳳/西野七瀬/岸谷五朗/吉瀬美智子/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 鷹山敏樹(タカ)と、大下勇次(ユージ)は、神奈川県警港警察署捜査課の刑事を定年退職し、ニュージランドにいたが、8年ぶりに横浜に帰って来る。

帰ってきた あぶない刑事

帰ってきた あぶない刑事

舘ひろし, 浅野温子, 仲村トオル, 柴田恭兵, 土屋太鳳, 西野七瀬, 早乙女太一, 深水元基, ベンガル, 長谷部香苗, 鈴木康介, 小越勇輝, 杉本哲太, 岸谷五朗, 吉瀬美智子
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昔のあの内容とノリで作品を観るという感じ

原廣利監督は、広告などを手掛けた後、テレビドラマなどの制作を行い、2024年「帰ってきた あぶない刑事」「朽ちないサクラ」などの映画作品を制作しています。

舘ひろしは、1976年『暴力教室』映画デビューをし、その後、『男組 少年刑務所』で主演も演じています。テレビドラマ『西部警察』で渡哲也と出会い、タツというキャラクターと、ハトというキャラクターの別人役で登場しています。その際に、石原プロモーションに所属をしています。2007年『パパとムスメの7日間』でテレビドラマ出演をし、新境地も開いています。2021年石原プロモーションが解散したことで、新たに館プロを設立しています。

柴田恭兵は、東京キッドブラザースに所属をし、1977年『大都会 PARTII』でテレビ初出演をしています。1979年『赤い嵐』でテレビドラマ初主演をし、『俺たちは天使だ!』で高い人気を得ています。1976年「ピーターソンの鳥」で映画初出演をし、テレビドラマ「あぶない刑事」で人気になったあと、1987年「あぶない刑事」の映画に出演し、以降8作に出演しています。

『あぶない刑事』は、1986年から放送されているテレビドラマで、TVシリーズは、2作品作られています。

本作は、8年ぶりの新作となる劇場映画第8作となり、設定は8年経過した時間設定となっています。

1980年代の刑事ドラマとしては、「太陽にほえろ!」「西部警察」などが有名で、1990年代後半には「踊る大捜査線」もあり、その間の期間でシリーズ化した作品でもあります。2人のキャラクターの個性と、刑事モノでも、殉職をしないなどの独特ルールがあるのも特長です。

物語は、刑事を定年退職した主人公の2人が、探偵家業として海外で活躍し、8年ぶりに横浜に戻ってくるストーリーです。

序盤から、タカとユージがオープンカーをドライブしながら、横浜港にたどり着き、そこでコントのように2人がオーストラリアから横浜に舞い戻ってきたところが語られます。

まんま、セリフ説明で状況を語られる点は脚本的にどうかなぁと思いますが、そもそも、本作はあぶない刑事ではあるので、物語に深いことを考えるよりも、ファンムービーとして観るのが良いです。

事件的なところもテンポよく描かれるので、始まって5分でだいたいどんな感じなのかはわかりますし、テレビドラマのスペシャルと思っても問題ないです。

70歳代の柴田恭兵がアクションをするのも、自動車がガス欠するのも、まさしくあぶない刑事でもあります。

タカとユージの他のキャラクターもしっかり登場しますが、薫だけは序盤は出てこず、とあるところで出てきます。

基本的にはタカとユージで物語が進み、その他は本作のキャラクターとして登場してきますので、継続して観ている人も、そうでない人も楽しめます。

終盤は埠頭での対決となりますが、どこかターミネータ2感もあり、そもそもこういうことがしたかったんだろうなぁと思ってしまいます。

還暦超えの刑事が二人で暴れる作品でもありますが、ストーリーが云々というよりも、特にこの2人が活躍しているところがあるだけで、概ね良いのかなぁと思うところです。

良いとか悪いではなく、昔のあの内容とノリで作品を観るという感じで良いです。

予告編

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