【日本映画】【「ふまじめ通信(2023)」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】/7A//みやなおこ//本谷紗己/そわんわん/渡部直也/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 小山田久仁子は、都会で教師をしていたが、真面目な性格のためにストレスで仕事を辞め、亡くなった叔父が所有していた空き家を管理するために和歌山県にIターンをする。医者からは「もっと、うまく、ふまじめに生きなさい」という言葉から、『ふまじめ通信』という音声番組を開始する。

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過度な期待をせずに、とある町にたどり着いたというような感じで観れば

まつむらしんご監督は、第31回ぴあフィルムフェスティバルに入選し、2013年『ロマンス・ロード』で長編映画監督デビューをし、高い評価を得ています。その後、長編2作目『恋とさよならとハワイ』でも多くの映画賞で評価されており、今後も期待ができる監督です。

宇乃うめのは、看護師から俳優へ転身をして活動している女優です。2021年『雨に叫べば』や2022年『ほとぼりメルトサウンズ』などに出演をしている今後が期待できる女優です。

本作は2022年11月にクラウドファンディングで資金を集めたプロジェクトからなる作品でもあり、様々な人の協力のもとに映画化されています。

物語は、都会で教師をしていた主人公がストレスを抱えてしまい、仕事を辞職して、亡き叔父が管理していた空き家のある和歌山県にIターンをする。そこで、医者からの言葉より「ふまじめ通信」という音声番組を始めていくストーリーです。

序盤から、小山田久仁子が東京で生活をしていましたが、ストレスにより和歌山県で生活を変えようとしてきたところから始まります。

主人公が真面目すぎるという設定でもあり、その真逆として「ふまじめ通信」を始めることとなります。

以降、その土地で過ごしていきながら、様々な人との出会いが描かれていきます。

舞台は、和歌山県・加太という港町となり、まつむらしんご監督作品「あつい胸さわぎ」の舞台が、和歌山市雑賀崎というところもあり、本作も和歌山が舞台となっています。

町の住人が多数出てくるので、それぞれの関連性は薄くつながっている感じです。

「もっと、うまく、ふまじめに生きる。」

全体的にゆるい内容の映画でもあり、特にこれと言ってドラマティックな展開はないだけに、その空気感を感じる作品でもあります。

オチを求める作品でもなく、感動する内容でもなく、どちらかといえば、スローライフを感じつつ、人と人のつながりをどこか意識させつつも、町の空気を感じる作品ではあります。

過度な期待をせずに、とある町にたどり着いたというような感じで観ればよいのかもしれません。

予告編

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