作品紹介
【監督】ニール・ジョーダン
【出演】リーアム・ニーソン/ダイアン・クルーガー/ジェシカ・ラング/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 フィリップ・マーロウは、ロサンゼルスの私立探偵。ある日、失踪した愛人の行方を探す依頼を受ける。
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レイモンド・チャンドラーファンには良いのかと
ニール・ジョーダン監督は、1982年「殺人天使」で映画監督でニューをし、同じく、脚本も手掛けています。1989年「俺たちは天使じゃない」を制作後、1992年「クライング・ゲーム」で高い評価を得ており、第65回アカデミー賞 脚本賞をはじめ数々の賞を受賞しています。その後、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」などを制作しています。
リーアム・ニーソンは、1981年『エクスカリバー』で映画デビューをし、『シンドラーのリスト』では、主演を演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。
本作は、リーアム・ニーソンの100本目の出演記念作でもあります。
物語は、ロサンゼルスで私立探偵をしている主人公の元の来た依頼人より、失踪した男性愛人のを探してほしいと依頼され、調査をしていくうちにハリウッドの闇に踏み入れていくストーリーです。
序盤から、1939年カリフォルニア ベイシティに住むマーロウが描かれそこで姿を消した元愛人 ニコ・ピーターソンを探してほしいという依頼を受けます。
本作は、原作が推理小説の巨匠レイモンド・チャンドラーのキャラクター「私立探偵フィリップ・マーロウ」が主人公として制作されています。
レイモンド・チャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編となる作品「黒い瞳のブロンド」がモチーフとなっています。
物語は、レイモンド・チャンドラー原作物語となるので、地味なところがありますが、レイモンド・チャンドラーが好きな人には良いかと思います。
主人公を演じるリーアム・ニーソンは、近年はアクション作品で最強なキャラクターを演じていることが多いですが、本作では、さほどアクション要素はありませんので、いつものリーアム・ニーソン作品とは一味違います。
ちなみに、神奈川県逗子にあるプリンで有名な「マーロウ」は、本作の私立探偵から取られているそうです。
探偵物語ではありますが、よくあるアクション含みの探偵ではなく、じっくりと捜査をしていく流れとなるので、レイモンド・チャンドラーファンには良いのかと思います。