作品紹介
【監督】ウェス・アンダーソン
【出演】ベニチオ・デル・トロ/エイドリアン・ブロディ/フランシス・マクドーマンド/ティルダ・スウィントン/ティモシー・シャラメ/レア・セドゥ/オーウェン・ウィルソン/マチュー・アマルリック/ビル・マーレイ/
【個人的評価】★★★★☆
【あらすじ】20世紀フランスの架空の街アンニュイ=シュール=ブラゼが舞台。雑誌「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集長 アーサー・ハウイッツァー・Jr.が亡くなり、追悼号として、最終号を作ることとなる。
フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 (字幕版)
Benicio Del Toro, Adrien Brody, Tilda Swinton, Léa Seydoux, Frances McDormand, Timothée Chalamet, Lyna Khoudri, Jeffrey Wright, Mathieu Amalric, Stephen Park, Bill Murray, Owen Wilson, Bob Balaban, Henry Winkler, Lois Smith, Tony Revolori, Denis Ménochet, Larry Pine, Morgane Polanski, Félix Moati, Mohamed Belhadjine, Nicolas Avineé, Christoph Waltz, Cécile de France, Guillaume Gallienne, Rupert Friend, Alex Lawther, Tom Hudson, Lily Taïeb, Stéphane Bak, Hippolyte Girardot, Liev Schreiber, Willem Dafoe, Edward Norton, Saoirse Ronan, Winsen Ait Hellal, Mauricette Coudivat, Damien Bonnard, Rodolphe Pauly, Antonia Desplat, Elisabeth Moss, Jason Schwartzman, Fisher Stevens, Griffin Dunne, Pablo Pauly, Wally Wolodarsky, Anjelica Bette Fellini, Anjelica Huston, Gilles Gauthier, Nahel Bahnas, Akim Bahnas, Antoine Foo Cheung, Francois Foo Cheung, Samy Guerry Ghindri, Felicien Marais, Nathanael Marfin, Basile Vinueas, Evelyne Chapeau, Paula Kvasnikoff, Vallier Vaudin, André Coussy, Hassane Haimoud, Pauline Chadanson, Carlotta Costanzi, Mauricette Genon, Christelle Grelier, Rachel Merabet Hrdy, Sara Lacroix, Delphine Landrieau, Louise Laveuve, Kylian Freslon, Meermout Didier, Nicolas Saada, Yannick Mazzilli, Guillaume Mailland, Jean-Pierre Grasset, Victor Nicolas, Jean Delabre, François-Pierre Fol, Bruno Torres, Jean-Louis Verdier, Grégory Trouvé, Loîc Baxas, Eliel Ford, Mathéo Sallat Desvard, Dominique Barrier, Pascal Champareau, Sacha Seguin, Jacky Vallantin, Domingos Enrico, Abdel Nour Bouaza, Fanny Rebuffic, Juliette Raffray, Lou Lampros, Odile Fougère, Côme Loury, Victor Piechaud, Charlie Rosser, Mathys Raynaud, Thomas Poirson
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徹底的にこだわった映像と画面レイアウト、豊富な登場人物、などウェス・アンダーソンの世界観が十分に楽しめる作品
ウェス・アンダーソン監督は、1992年「Bottle Rocket」で短編映画を制作し、1996年「アンソニーのハッピー・モーテル」で長編映画監督デビューをしています。1998年「天才マックスの世界」2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」で高い評価を得て、アカデミー脚本賞にもノミネートされています。独特な群像劇スタイルの作品が多く、「ダージリン急行」「ムーンライズ・キングダム」「グランド・ブダペスト・ホテル」など、高い評価の作品が多数ある監督です。
ベニチオ・デル・トロは、1988年『ピーウィーの空飛ぶサーカス』で映画デビューをしています。1989年「007 消されたライセンス」で強烈な印象を残し、1995年「ユージュアル・サスペクツ」ではインデペンデント・スピリット賞 助演男優賞を受賞しています。その後、「バスキア」「ラスベガスをやっつけろ」「スナッチ」に出演し、2000ねん「トラフィック」では、アカデミー助演男優賞を始め、数々の映画賞を受賞しています。「21グラム」「チェ 28歳の革命 / 39歳 別れの手紙」「ロープ/戦場の生命線」「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」など、数々の作品に出演しており、独特な存在感を放つ名優です。
物語は、雑誌「フレンチ・ディスパッチ」誌の編集長 アーサー・ハウイッツァー・Jr.がなくなり、4つの特集を構成した追悼号を制作するストーリーです。
序盤から、フレンチディスパッチという雑誌の説明がされ、その雑誌がどイのように編集され、どのように誌面が作られ、編集されていたのが説明されます。そこで、編集長をしていたアーサー・ハウイッツァー・Jr.が亡くなり、その追悼号を制作することになりますが、本作はその特集を描いた内容です。
「私の部屋でなくな。」
「私は誰も切らない」
ここから、特集の内容へと物語が変わっていきます。
「自転車とレポーター」「確固たる(コンクリートの)名作」「宣言書の改訂」「警察署長の食事室」の4つの話を描いていますが、要は、特集の内容を実写していると考えると良いです。
看守と囚人の話が出てきますが、その関係は、画家とモデルと言うところでもあり、看守役のレア・セドゥは画家のモデルとしてフルヌードにもなっています。
設定が奇妙なところではありますが、ウェス・アンダーソンの世界観としては、むしろこういう要素を独特な演出で描いているところが魅力です。
「人が最後まで忘れないのは、匂いらしい」
途中でアニメも使われていますが、こういうところも、ウェス・アンダーソンらしさであり、徹底してシンメトリーを意識する画面作りが良い感じです。
徹底的にこだわった映像と画面レイアウト、豊富な登場人物、などウェス・アンダーソンの世界観が十分に楽しめる作品です。
予告編
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ベニチオ・デル・トロ,
マチュー・アマルリック,
レア・セドゥ