【監督】三浦大輔
【出演】藤ヶ谷太輔/前田敦子/中尾明慶/毎熊克哉/野村周平/香里奈/原田美枝子/豊川悦司/
【あらすじ】主人公 菅原裕一は、自堕落にフリーターの生活をする青年。同棲している鈴木里美という恋人がいるが、あることをきっかけに裏切ってしまい、家を飛び出して放浪する。
主人公がかなりクズっぽい印象がありますが、三浦大輔監督作品でもあるので、それだけでは終わらない感じ
・三浦大輔監督は、1996年に演劇ユニットポツドールを結成し、演劇を多く手掛けています。2003年「はつこい」で映画監督デビューをし、その後、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を手掛けています。2014年「愛の渦」で自らの戯曲を映画化し、話題となっています。「裏切りの街」「娼年」など、演劇作品を映画化している作品も多く、オリジナル脚本の映画を送り出している監督です。
・藤ヶ谷太輔は、11歳でジャニーズ事務所に入所し、1999年『怖い日曜日 友達のJ君』でドラマ初出演をしています。2004年にKis-My-Ft.のメンバーとなり、2005年からKis-My-Ft2として活動しています。2014年『劇場版仮面ティーチャー』で映画初主演をし、テレビドラマや映画、アイドルとしても活躍している俳優です。
・前田敦子は、2005年「AKB48 オープニングメンバーオーディション」に合格し、AKB48メンバーとして活躍。その後、2012年に卒業をしています。女優業は2007年『あしたの私のつくり方』でデビューをしており、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」「もらとりあむタマ子」「さよなら歌舞伎町」などの映画のみならず、テレビドラマや舞台と活動の幅を広げています。2018年に勝地涼と結婚し、1児の母となっていますが、2021年に離婚を公表しています。なお、小型船舶免許2級を取得しています。
・原作は、シアターコクーンの『そして僕は途方に暮れる』舞台作品となり、作・演出は三浦大輔監督となります。
・エンディング曲は、大澤誉志幸「そして僕は途方に暮れる」です。
・物語は、自堕落な生活をしている主人公が、同棲している彼女を裏切ってしまい、家を飛び出して放浪する。いろいろなことから逃げ出しているうちに、偶然父親と出会い、父親もまたいろいろなことから逃げていた人であったが、徐々に何かが変わり始めるストーリーです。
・現実逃避を続ける主人公の物語で、なんとなくそういう人に刺さるような内容かと思います。
・「そして僕は途方に暮れる」という題名は、大澤誉志幸の名曲から引用されていますが、途方に暮れた先をどう描いているのかが気になります。
・なお、当時は大沢誉志幸という名義でしたが、1999年以降、大澤誉志幸となっています。
・父親役は、豊川悦司が演じていますが、かなりキーとなる役かと思います。
・主人公がかなりクズっぽい印象がありますが、三浦大輔監督作品でもあるので、それだけでは終わらない感じがします。