【日本映画】「平成真須美 ラスト・ナイト・フィーバー〔2019〕」を観ての感想・レビュー

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【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 真須美は、ダンスをすることで、作曲家を鼓舞し、曲を完成させるという奇妙なバイトをを始める。

平成真須美 ラスト・ナイト・フィーバー

平成真須美 ラスト・ナイト・フィーバー

伊藤沙莉, 篠原悠伸, 中島歩
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伊藤沙莉が起用されている点にはなんとなく不思議な印象

二宮健監督は、自主映画「SLUM-POLIS」をきっかけに、「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ」で商業映画にデビューした監督です。

伊藤沙莉は、2003年『14ヶ月~妻が子供に還っていく~』で芸能界デビューをし、話題となっています。2006年「イヌゴエ 幸せの肉球」で映画デビューをし、脇役から主演まで器用にこなす俳優です。ハスキーボイスが特長で、アニメの声優やナレーションもこなしています。

物語は、平成から令和に変わるさなか、作曲家に新曲を制作してもらうために、作曲家をダンスで鼓舞させるという奇妙なバイトを始めるストーリーです。

序盤よりとあるアルバイトの面接を受けるところから始まります。

作曲を行ってる場所は、妙な部屋であり、地下なのかもわからない窓のない部屋で、数人がダンスを踊っているという奇妙な場所でもあります。

なんとなくサバトでも行っているのかとも思われる感じで、異様な感じしかしない場所でもあります。

「どうせ今日どんだけ踊ったって曲なんかできないよ」

曲作り自体は、作曲者本人の問題でもあり、そうした点では、作曲者の産みの苦しみというのは、客観的に伝わってくるような気がします。

「探しものって、探すのやめたら出てくるらしいですよ」

真須美が中心で描かれる作品でもあり、ストーリー自体はシュールなところはありますが、実はシュールに見えて、事実、こんな感じなのが普通なのかなぁとも思います。

真須美の母親からの電話のシーンは、実は、伊藤沙莉の母親が声を演じているそうです。

「誕生日おめでとうって言って」

平成最後の日から、令和への移り変わりの渋谷の街が終盤に出てきますが、このシーンはリアルだったのかと思います。

結局、何が言いたかったのかはちょっと説明しづらいですが、本作自体は、二宮監督作品を10日間かけて上映するイベントで、初日に観客からお題をもらい、最終日に上映したという10日で制作された映画ではあります。

32分の短編作品ではありますが、伊藤沙莉が起用されている点にはなんとなく不思議な印象があります。

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