【洋画】「アンチグラビティ〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/コンスタンチン・ラヴロネンコ/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公の男は、事故に遭い、目をさますとそこは建物や地面が重力を無視した世界だった。記憶も失っていた男は、黒い影に襲われるが、ヤンという男に助けられる。そして、この世界は、「昏睡状態の人間たちが暮らす脳内の世界」だと知らされる。

アンチグラビティ(字幕版)

つまらないわけではないのですが、かと言ってさほど画期的でもなく、予定調和的な作品

・ニキータ・アルグノフ監督は、ロシアの監督で、特殊効果やプロデューサー業を行っていたこともあります。

・ライナル・ムハメトフは、2017年「アトラクション 制圧」に出演しており、2020年「アンチグラビティ」では、主演として出演している俳優です。

・物語は、昏睡状態の人間が迷い込んだ脳内の世界で、主人公たちは、その世界から抜け出すために方法を探していくストーリーです。

・序盤から異様な雰囲気の世界に主人公が放り込まれます。

・コレは徐々に世界の構造がわかってくるのですが、昏睡状態の夢の世界と説明され始めます。

・序盤から観ていて気がついてしまうところは、本作はPSVITA用ゲームの「GRAVITY DAZE」の雰囲気を多少継承してる作品かとも言えます。

・重力の発生している場所は、場所場所で異なるために、当たり前に下に重力があると言う概念をどんどん壊していきます。

・とはいえ宇宙空間とは異なるので、どこかに重力があり、そこに引っ張られると言う不思議な世界となるのです。

・その夢のような世界も想像と破壊が繰り返されているので、退廃した未来感がなんとなくあり、建物の造形などは興味ある形状をしています。

・アクションシーンはさほど多いわけではなくなっむしろこの夢の世界での謎解き的なストーリーとなります。

・爽快感があるわけではなく、この不思議世界での戦いを描きながらも、なんとなく地味な展開がつづきます。

・おのおの登場人物には、特殊な能力があるとなっており、主人公もまた何かの能力を持っているはずですが、序盤ではその能力は目覚めません。

・そのうちにとある能力に目覚めますが、このあたりは、ジョジョの奇妙な冒険やワンピースのような能力者的なところがあり、面白いです。

・面白い設定ではありますが、あるある的なところでもあり、この作品のイマイチ既視感のあるところになります。

・結局、「現実と夢」というところで、「なかなかうまくいかない」というところがこの作品の主題なのかもしれません。

・つまらないわけではないのですが、かと言ってさほど画期的でもなく、予定調和的な作品でもあります。

・CGはすごいなぁと思いますが、CGが作品のすべてではないので、もう少し斜め上の展開があっても良かったのかもしれません。

アンチグラビティ(吹替版)

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