【日本映画】「きみの瞳が問いかけている〔2020〕」を観ての感想・レビュー

【監督】三木孝浩
【出演】/横浜流星//野間口徹//奥野/坂ノ上茜//風吹ジュン/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 明香里は、不慮の事故で視力と家族を失ってしまいます。ある日、話しかける相手を間違え、塁という男性に声を掛けます。塁はキックボクサーとして活躍するもとある事件から、心を閉ざした青年。明香里と出会ったことで、徐々に心をひらいていくが、塁には過去に起こした事件と明香里に接点があることに気づく。

きみの瞳が問いかけている

吉高由里子と横浜流星を眺める映画と考えればよいかと思え、吉高由里子の魅力がとても光る作品

・三木孝浩監督は、PVやCMの制作を行い、2010年『ソラニン』で、長編初監督作品としてデビューをしています。廣木隆一、とともに「胸キュン映画三巨匠」とも呼ばれています。

・吉高由里子は、高校一年のときにスカウトされ、2006年『紀子の食卓』でデビューをし、第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞しています。その後、2007年『蛇にピアス』では体当たりな演技にも挑戦し、テレビドラマや映画と広く活躍している女優です。

・横浜流星は、2014年「烈車戦隊トッキュウジャー」で注目され、様々な作品に出演する男優です。2017年『キセキ-あの日のソビト-』では、「グリーンボーイズ」のメンバーとしてCDデビューもしており、今後の活躍が期待されています。

・2011年の韓国映画「ただ君だけ」という作品のリメイクで、もともと「ただ君だけ」という映画も、チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」にインスパイアされて制作された作品です。

・物語は、目の見えない女性が、間違えて話しかけた男性がきっかけで、2人の生き方が変わっていくストーリーです。

・主人公 明香里は、まったく目が見えないというほどではなく、多分、少しくらいは目が見えているのかと思います。

・明香里の部屋はきちんと整頓されているようで、これもどことなく見えているからこそでと思われ。住んでいるアパートもなぜか階段を登った階という点には少々疑問を感じます。

・やはり目が見えていない以上、ある程度安全が担保される場所に住むほうが理にかなっている気がします。

・とはいえ、やはり、映画なので、こういう疑問点はあまり気にしないほうが良いでしょう。

・明香里自体は非常に前向きなところもあり、好感は持てます。むしろ、こういう障害があるのに、卑屈ではない点は、やはり、創作物語であるからこそでもあります。

・チャップリンの「街の灯」をベースに作られた韓国映画「ただ君だけ」のリメイクと言うことで、かなり薄まった感が否めないのですが、「街の灯」の名作感から考えると、ご都合的な要素はあります。

・「思ったよりもブサイクだから覚悟して」

・大体想定どおりのシナリオと多少ご都合的な展開でもありますが、気軽に観るという点では、このくらいでちょうど良いのかもしれません。

・「街の灯」の名作たるところはここでは書きませんが、やはり、物語の流れと、「ハッ」と気付かされる伏線からのラストを考えると、リメイクをすべきではなかったのかとも思えます。

・横浜流星だけにロケ地は横浜です。

・吉高由里子と横浜流星を眺める映画と考えればよいかと思え、吉高由里子の魅力がとても光る作品ではあります。

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