【監督】クリス・バトラー
【声優】ザック・ガリフィアナキス/ヒュー・ジャックマン/ゾーイ・サルダナ/スティーヴン・フライ/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 ライオネル卿は、神話と怪獣研究の第一人者として有名な人物。彼は、ミッシング・リンクとなる生物を見つけ、そのビッグフットと奇妙な関係を持ちながら、ビッグフットの仲間のいるヒマラヤまで冒険をする。
苦労と作品の評価はまた違うかなぁという印象
・クリス・バトラー監督は、イングランドのアニメーション監督で、2005年『ティム・バートンのコープスブライド』を始めとしたデザインや絵コンテを手掛けています。
・ヒュー・ジャックマンは、2000年『X-メン』で映画デビューをし、2017年『LOGAN/ローガン』までウルヴァリンを演じています。その他、2012年『レ・ミゼラブル』でゴールデン・グローブ賞を受賞しており、名実を兼ね備えた俳優です。
・第77回ゴールデングローブ賞でアニメ映画賞を受賞しています。
・2009年「コララインとボタンの魔女」でストップモーションアニメの制作会社として成功してきたスタジオライカの作品。
・物語は、ミッシングリンクとして謎の存在の生物を追いかける主人公と、イエティの出会いと、その仲間のもとに帰るストーリーです。
・ストップモーションアニメではありますが、かなりCGと見間違えるくらいのアニメーションです。
・物語自体は、冒険と友情ものでもあり、わかりやすさがありますが、多少思っていた内容とは異なる感じで、さほどワクワク感が高まらない感じのまま、物語が進んでいきます。
・ストップモーションアニメはたしかにすごいのですが、実は多少雑さがある方が親しみが持てるところがあります。
・「ウォレスとグルミット」も初期作品はアイデアと演出が見事ではありましたが、徐々にクレイアニメの質が向上する反面、物語的にさほど面白くないところもあり、映像の完成度と物語の完成度は必ずしも比例しない例となります。
・本作も、たしかにすごく手間暇がかかっているとは思うのですが、苦労と作品の評価はまた違うかなぁという印象を持ちます。
・決してだめな作品ではないのですが、技術に傾倒するだけでなく、しっかりと楽しめる作品となっていれば、もう少し印象が違っていたのかもしれません。