【洋画】「ステージ・マザー〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/マイア・テイラー/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 メイベリンは、テキサスの田舎に住んでいる初老の主婦。ある日、長い間疎遠だった息子の訃報を受ける。息子 リッキーの住むサンフランシスコへ向かうが、そこでドラッグクイーンでゲイバーを営んでいた事を知る。

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実際のドラッグクイーンとはちょっと違うのかもしれませんが、きっちりとまとめられている良作

・トム・フィッツジェラルド監督は、アメリカの映画監督で、1997年「The Hanging Garden」で監督デビューをしています。テレビや映画で活躍している映画監督です。

・ジャッキー・ウィーヴァーは、1971年『Stork』で映画デビューをし、オーストラリア映画協会賞主演女優賞を受賞しています。その後、多数の映画に出演し、2010年『アニマル・キングダム』では、アカデミー助演女優賞にノミネートされています。

・物語は、主人公の息子が亡くなり、そのことで息子がゲイバーを経営していたことを知り、経営危機となっている店を立て直そうするために奔走を始めるストーリーです。

・序盤から、ゲイバーでのドラッグクイーンが登場し、その雰囲気が描かれます。

・こういう世界があるのはわかりますが、その行動原理とその主張はやはり理解できる人とできない人がいても仕方がないと思います。

・LGBTQという言葉もさほど珍しくなって来ていますが、やはり、「性的マイノリティ」という名称時点で、なんらな障害や差別を印象する人も多いのかと思います。

・当事者的に考えれば、様々な困難と主義主張があるのかと思いますが、この部分を大きく主張されても、なかなか困るところでもあります。

・そういう点で「マイノリティ」という表現になっていると思われ、この表現をはじめから主張している点で、立ち位置に自ら問題を抱えているのではないのかとも思います。

・本作は、そういう要素を大きく描いた作品ではなく、息子自体が経営していたのがたまたまゲイバーであり、たまたまドラッグクイーンをやったということで考えれば、いわゆるショーパブを再建していく物語と考えるほうが良いです。

・過去にもドラッグクイーンを描いた作品は多数あり、名作となる作品も少なくありません。

・LGBTQの理解も必要かもしれませんが、多彩な人々がいる中でのマイノリティの考えが、メイベリンを通じて理解ができるのかもしれません。

・本作は、実際のドラッグクイーンとはちょっと違うのかもしれませんが、きっちりとまとめられている良作ではあります。

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