【監督】吉田恵輔
【出演】古田新太/松坂桃李/田畑智子/藤原季節/趣里/伊東蒼/片岡礼子/寺島しのぶ/
【あらすじ】主人公 充は、中学生の娘 花音の父親。ある日、花音がスーパーで万引をしようとしたところで、店長に見つかり、追いかけられた挙げ句、車に惹かれて死んでしまう。娘の無実を証明しようとするが、事態は徐々にかわっていく。
・吉田恵輔監督は、学生時代から自主映画を制作し、2006年『なま夏』で映画監督デビューをしています。2008年に小説『純喫茶磯辺』を発表し、映画化も行っています。「ヒメアノ~ル」「犬猿」「純喫茶磯辺」を制作しており、独特の世界観と演出に定評があります。
・古田新太は、1984年『劇団☆新感線』に参加するも、渡辺いっけいと筧利夫が脱退したことで人気が減少し、テレビの深夜コント番組等に出演するようになる。その後、「夢の遊眠社」「第三舞台」の演劇に出演するようになり、TVドラマや映画へと活動の幅を広げています。
・松坂桃李は、2008年にオーディションでグランプリを受賞し、『FINEBOYS』専属モデルで芸能活動、その後、2009年『侍戦隊シンケンジャー』でテレビドラマ初主演をし、多数のテレビや映画に出演しています。
・物語は、とある中学生が万引をしてしまい、逃走時に車に轢かれ死亡し、その父親が娘の無実の証明をしていくストーリーです。
・本作で、古田新太は、『台風一家』以来、7年ぶりの映画主演作となります。
・キャッチコピーは「空っぽの世界に、光はあるか。」
・物語の発端はシンプルな話のように見えますが、その事件の特殊なところで、視点が父親の行動になっているように思われます。
・予告編を見る限りでは、事実が曖昧なところがあり、そのことで登場人物同士の言い争いが起こっているような内容に思えますが、その先のメッセージは必ずあると思っています。
・「ヒメアノ~ル」「犬猿」「愛しのアイリーン」と個人的に好きな作風の監督であり、本作も期待してしまうところがあります。
・上映時間は、107分です。