【洋画】「ライトハウス〔2019〕」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】1890年代。ニューイングランドの孤島にある灯台で、4週間に渡り灯台守をすることになったトーマス・ウェイクとイーフレイム・ウィンズローは、ソリが合わないことで、日々衝突をしながらも、灯台守をしていく。

注意深く観ることで、理解できないことはない作品

ロバート・エガース監督は、2015年『ウィッチ』で映画監督デビューをし、高い評価を得ています。2019年「ライトハウス」でも高い評価を得ており、脚本と監督を手掛けている監督です。

ロバート・パティンソンは、2004年『ニーベルングの指環』でテレビ映画デビューをし、2008年『トワイライト~初恋~』で人気となっています。2020年『TENET テネット』では、主人公を助けるキーマンとして出演しています。

ウィレム・デフォーは、1981年『天国の門』で映画デビューをし、『ラブレス』『L.A.大捜査線/狼たちの街』『プラトーン』で評価を得ています。性格俳優として存在感のある演技に定評のある俳優です。

物語は、とある孤島の灯台守として過ごしている新人の若者とベテランの灯台守の老人2人が、その島の中で、お互いが衝突をしながら過ごしていくストーリーです。

本作は、モノクロームの映像となっており、近年ではモノクロ画面で勝負をするような作品はちょっとめずらしいです。

登場人物は、トーマスとウィンズローの2人だけで描かれていますが、要所要所他のキャラクターも出てきます。

他のキャラクターと書いておくだけで、どのような登場なのかはあえて書きません。

スクリーンサイズは4:3ということもあり、これも閉塞感を感じるところもあり、この灯台の管理という点での閉塞感、そして、モノクロームというところがさらに、狭さを感じるところがあります。

実話をベースに作られた作品らしいのですが、実話にしては、なかなか幻想的な要素があり、この部分が本作のちょっと難解さを表しています。

暗喩の多いところもあり、ラストシーンの鳥の行動もギリシャ神話が由来となったところはあると思います。

やはり、幻想的なシーンに登場するキャラクターは本作の重要なところとなり、ここをどのように解釈できるかで本作の感想が変わるところではあります。

モノクロームなのに、色があるようなきめ細かさがあり、モノクロームの美しさがよく分かるところではあります。

難解な作品とはなりますが、公式が「徹底解析ページ」を用意しているので、映画鑑賞後に解説を読むと、よく理解ができます。

補足が必要という点は、多少完成度が弱い印象でもありますが、注意深く観ることで、理解できないことはない作品です。ただし、人を選ぶところがあるので、万人におすすめはしづらいです。

予告編

https://www.youtube.com/watch?v=CV2lgOW5Sy0&t=3s
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