【監督】マチュー・テュリ
【出演】ガイア・ワイス/ペーテル・フランツェーン/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公の女性は、ヒッチハイクをして、突然とある狭い空間で目を覚ます。腕にはブレスレッドがあり、そのタイマーにより様々なトラップが発生する空間であった。
ラストとこの仕掛の意味合いについてはモヤモヤしますが、「CUBE」や「ソウ」が好きな人には楽しめると思います
・マチュー・テュリ監督は、クエンティン・タランティーノ監督やリュック・ベッソン監督の下で助監督をして経験を積み、2018年「HOSTILE」で映画監督デビューをしています。
・ガイア・ワイスは、2012年「La Nuit」で映画デビューをし、映画やテレビで活躍しているフランスの女優です。
・物語は、突然狭い空間で目を覚ました主人公が排気管のような細いチューブを通り、その空間から脱出していくストーリーです。
・序盤は、道端に倒れていた主人公がヒッチハイクをして警備員の車に同乗するところから始まります。
・このドライバーは怪しさ満点なのですが、ここから唐突にとある空間に閉じ込められます。
・ここからは、本作の「TUBE チューブ」という題名の通りの展開となりますが、とにかく閉所恐怖症感が満載です。
・10分を示すような時計が腕につけられます。そこで細いチューブというような排気管を這いつくばって通っていきます。
・ある意味、閉所恐怖症の人には耐えられないところはあります。
・通路には様々なトラップがあるので、これもまたヤバい感じで展開しています。
・「ダイ・ハード」でマクレーン刑事が通気孔を通ってビルの中を捜索する、あの感じに似ています。
・途中、死体も出てきて、腐敗していない点についてはモヤモヤしますが、極限状態で這いつくばって動いていくので、そんなことを気にしていられないところはあります。
・「イカれたチューブ、それしかねぇ」
・中盤、とあるマーシンのようななにかが出てきますが、口から出てくるナニカはちょっとコントっぽいです。
・そこからマンネリ感を打破するようにこの空間が何たるかがわかり始め、主人公の過去が描かれます。
・そこから、絶体絶命のピンチからとあることに気が付き攻略法を見つけて進んで行くのですが、なんとなく「オール・ユー・ニード・イズ・キル」的要素も感じます。
・閉所恐怖症感もありますが、謎解き的なところが明確になってくる中盤以降は、ほぼクリアが約束された感があるようにみえて、一筋縄では終われないところもあります。
・「時間なんて、わすれたらいい」
・生理的グロさもあり、なかなか嫌な感じもありますが、一番イヤな感じなところは、閉所恐怖症感が満載であるというところです。
・ラストとこの仕掛の意味合いについてはモヤモヤしますが、「CUBE」や「ソウ」が好きな人には楽しめると思います。