【洋画】「ラストナイト・イン・ソーホー〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 エロイーズは、ファッションデザイナーを希望する専門学校生。寮生活に馴染めず、アパート暮らしを始める。ある日、夢の中で1960年代のソーホーで歌手を目指す女性 サンディに出会う。夢の中のサンディに共感し、現実でも充実した生活を送れるようになるが、夢の中でサンディが殺されてしまう瞬間を目撃してしまう。

ラストナイト・イン・ソーホー (字幕/吹替)

恐ろしさというよりも、ゴシックホラーを描きたかったというような印象

・エドガー・ライト監督は、幼い頃から映画製作に興味をもち、20歳で「A Fistful of Fingers」を監督します。その後、コメディ番組等を手掛けるようになり、2004年『ショーン・オブ・ザ・デッド』でゾンビコメディ映画を発表しています。その後、に見いだされ、フェイク・トレイラーの「Don’t」を監督しています。2017年「ベイビー・ドライバー」もヒットをし、俳優としても、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」に出演したりと、多彩な才能の監督です。

・トーマシン・マッケンジーは、父親が監督、母親が女優として生まれ、2014年「ホビット 決戦のゆくえ」で映画デビューをしています。2018年『足跡はかき消して』で評価され、「ジョジョ・ラビット」「ロストガールズ」などにも出演し、映画やテレビと活躍している女優です。

・物語は、ファッションデザイナーを夢見る主人公が夢の中で出会った女性にシンクロし、実生活での充実し始めますが、夢の中の女性が殺害されるのを目撃してしまい、徐々にトラブルに巻き込まれていくストーリーです。

・序盤よりエロイーズの生活とちょっとしたミュージカル的要素も感じますが、当然選曲感が良く、すんなり本作の本題に入りやすいです。

・田舎町から出てきてロンドンの街の生活に馴染んでいくエロイーズではありますが、その空気感には乗り切れないというところは描かれています。

・中盤から、ちょっとテイストが変わってくるところがあり、ホラー映画の要素がありながらも、タイムトラベルの要素もあり、不可思議な世界観のある作品でもあります。

・夢と現実が描かれるなかで、霊と出会っていくわけですが、1960年代へのタイムスリップ的な要素があり、時代背景はありますが、特に気にする必要はなく、むしろおとぎ話と考えておけば良いです。

・サンディとエロイーズが入れ替わっていくようなところはちょっとおもしろく、見た目もなんとなく似ているところから、虚構と現実の境目を意識させないような演出にもなっています。

・音楽の使い方は相変わらず、高いセンスがありますが、演出的には派手なアクションがある作品でもないので、「ベイビー・ドライバー」と比較すると、控えめな印象があります。

・ホラー要素のある作品ということですが、どちらかといえば、主人公エロイーズが体験する悪夢といった内容でもあり、恐ろしさというよりも、ゴシックホラーを描きたかったというような印象のある作品です。

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