作品紹介
【監督】前田哲
【出演】天海祐希/松重豊/新川優愛/瀬戸利樹/加藤諒/柴田理恵/石井正則/若村麻由美/友近/クリス松村/高橋メアリージュン/佐々木健介/北斗晶/荻原博子/竜雷太/藤田弓子/哀川翔/毒蝮三太夫/三谷幸喜/草笛光子/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 後藤篤子は、2人の子供と夫の4人ぐらしの平凡な主婦。老後の資金をためにコツコツと貯金をしてきましたが、親類の葬式やパートの解雇、娘の結婚、夫の会社の倒産と様々な苦労をしながらも、日々を過ごしていくコメディ作。
終盤、焼き鳥屋に入るときは、完全に井の頭五郎
前田哲監督は、フリーの助監督として多数の作品に参加、1998年オムニバス映画『ポッキー坂恋物語』で監督デビューしています。
天海祐希は、1987年に宝塚歌劇団に入団し、男役として人気となります。1995年に退団をし、テレビドラマや映画に出演するようになります。1996年「クリスマス黙示録」で映画デビューをし、その後テレビや映画、舞台に出演しています。宝塚歌劇団時代に培った身のこなしに優れており、ダンスのキレがとても良い女優です。
松重豊は、舞台や演劇の製作に携わっていましたが、俳優を目指すようになり、東京サンシャインボーイズに参加しています。1986年には劇団「蜷川スタジオ」に入団し、1989年に退団し、フリーの俳優として多数の作品に出演しています。1992年「地獄の警備員」で映画デビューをし、多くの作品に出演しています。NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」「孤独のグルメ」脇役から主演まで、独特な個性のある名優です。
物語は、平凡な4人家族の一家が、親族の葬式や仕事の解雇、結婚や同居などを通じて様々な経験をしていくコメディ作品です。
序盤から、90,000円のバッグにため息をつく主人公から始まるわけで、ここで本作の金銭的な生活ランクがわかります。
多くの人に共感できるように設定されているとは思いますが、ここでお金の問題が多く噴出してきます。
生活レベルの問題もあり、その上で葬式を受け持つところもあり、その費用が出てきます。
700万の貯金を持つ夫婦という点で、都度、お金ということがつきまといます。
誰しもが気になるところでもあるので、こういうハウトゥ的な説明はわかりやすく、興味も惹きやすいところはあります。
その上で、本作はコメディでもあり、社会情勢をコメディでやんわり描いたところになります。
とはいえ、思えば本作は映画という点がありますが、実際には「TVのスペシャルドラマ」でも良かったのではないか?という点はうずまきます。
香典があるというところはありますが、葬式の費用はなかなかな出費となるところになります。
この費用の計算は地味に観ている側も感じてしまうところはあります。
夫婦で共働きというところもあり、家電量販店での店員をやっていますが、この契約も終了となり、その上で、預金の問題も出てきます。
さらに、娘の結婚の話も出てくるわけで、当然そこから費用や将来設計が出てきます。
当然、引っ越しの荷物の積み込みもギャグではあります。
夫役は松重豊とはなるのですが、スーツ着て街中を歩いていると、どう見ても井の頭五郎にしか見えません。
娘の結婚相手の家族もコントではあり、また、そもそも本作の特長は軽快なコメディ演出でもあるので、このたっぷり過ぎる演出をむしろ大いに受け入れる気持ちで鑑賞する必要があります。
要所要所有名俳優がキャスティングされており、ココもまたコント感はあります。
刑事役としてスリムクラブをみましたが、超久しぶりに見ました。
自転車の2人乗りは合成ですが、まあ、草笛光子自身に何かあってもしかたないので、こうせざるを得ないですね。
さらに、母親の生前葬という話も出てくることで「自分自身が主役の承認欲求」というところをちょっと考えてしまいます。
「ただし、これはあなた自身のために使うのよ」
終盤、焼き鳥屋に入るときは、完全に井の頭五郎かと思います。
ダンスの上手い天海祐希とどう見ても井之頭五郎が共演した、サクッとみられるお金をテーマにしながらも、なんとなく家族的なつながりを描いたコメディで、気軽にみられる作品です。
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