作品紹介
【監督】ヨアヒム・ローニング
【出演】ジャレッド・レト/グレタ・リー/エヴァン・ピーターズ/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 アレスは、ディリンジャー社のAIプログラムにより生み出されたAI兵士。非常に優秀な人工プログラムであり、現実世界の人間を知ったことで、アレスに異変が起こる。
根本的なところは、初代トロンで完成しているようにも
ヨアヒム・ローニング監督は、ノルウェーの監督で、2006年「バンディダス」で監督デビューをしています。2012年「コン・ティキ」で高い評価を受け、各映画賞でノミネートもされています。2017年「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」の監督もしています。
ジャレッド・レトは、1994年「クレイジー・ウェディング」でテレビ映画ながらも、映画デビューをしており、「キルトに綴る愛」「シン・レッド・ライン」「ファイト・クラブ」「レクイエム・フォー・ドリーム」などの映画に出演し、2013年「ダラス・バイヤーズクラブ」で第86回アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。以降も、「ブレードランナー 2049」「ハウス・オブ・グッチ」などのこだわりのある作品に出演しており、幅広い役柄をこなせる俳優です。
物語は、AIプログラムにより生み出されたAI兵士がデジタルの世界から現実世界に現れ、現実世界が脅かされていくストーリーです。
序盤から、トロン1作目の主人公ケヴィン・フリンは、エンコム社システムで失踪をしてしまい、その後のエンコム社の騒動や、デジタル世界「グリッド」から父親を救い出そうとする息子サムの話などの説明があり、過去2作のざっくりとしたあらすじがわかります。
本作はコンピュータ内のシステムに入り、そこでプログラムの盗作やプログラムが支配する世界と戦っていくストーリーです。
大きく2つの企業が登場し、デリンジャー社とエンコム社が登場しますが、本作を観るだけである程度は理解できるかと思います。ただし、独特なコンピュータの世界は、初代トロンで描かれているので、旧作を観てから本作を観たほうが良いです。
今回はAIや仮想現実などが取り入れられており、いままでは、コンピュータの中だけでの展開が、本作では現実世界での干渉もあり、アレスというのは、人工知能プログラムを実体化したAI兵士として登場します。
デリンジャー社の技術の問題は、コンピュータから物体を作り上げても、29分間までしか形状を維持できないところがあり、現実社会で目的を達成するためには29分間のリミットがあります。
コンピュータの中で存在している技術は現実でも表現ができ、バイクから発生させるラインは、現実社会では壁として現実化できるなど、今までのトロンと比べて、発想が面白いです。
「以上だ、プログラム」
トロンの世界では各々プログラムが動いているのは以前からあるトロンの設定として理解はできますが、インテリアや建物や乗り物は1作目と同様に、無機質な感じではないので、かっこよさはありますが、ちょっと世界観を理解するのに時間はかかります。
「トロン:レガシー」では、ダフト・パンクが音楽を担当していましたが、今回は、ナイン・インチ・ネイルズが音楽を担当しています。いままで、トレント・レズナーが映画音楽に関わっていたことはありますが、ナイン・インチ・ネイルズ名義では、本作が初となります。
ということもあり、音楽を聴いているだけでもかなりいい感じに本作が観られます。
コンピュータの中の世界が、現実世界と近しい感じなので、現在がどの世界にいるのかを把握しないといけなく、どちらの世界で物語が続いているのがちょっとわかりにくいときがあります。
中盤で、物語が動き始めるような感じもしますが、3Dプリンタが万能すぎる感じもします。
また、各種装備が優れていたり、ある意味時間制限がありながらもかなりな無敵感を思うとちょっとターミネータ感も感じます。
後半、現実と仮想空間との混合が面白く、映像の画期的なところで言えば、トロン感は非常に感じます
やはり、トロンの魅力は1作目でもあり、ストーリーと言うよりも、ゲームのような感覚で、仮想空間を描いているところが面白く、今回はその状況を現実世界に持ち込み、映像化できている点は良いのですが、物語的にはちょっとなんのために争っているのかわからないところもあります。
この理由は、壮大な敵対する対象がわかりにくいところが原因かもしれません。
「これからどうするの?」
さらに続編を作れそうな気もしますが、今回は15年ぶりの続編というところもあり、もしかすると、2040年頃にさらに続編ができるのかもしれませんが、よくよく思うと、表現的には精細になっていますが、根本的なところは、初代トロンで完成しているようにも思います。
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