【日本映画】「ぼくのお日さま(2024)」★★★☆☆

作品紹介

【監督】奥山大史
【出演】越山敬達/中西希亜良/山田真歩/潤浩/池松壮亮/若葉竜也/
【個人的評価】★★★☆☆

【あらすじ】主人公 タクヤは、ドビュッシー「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習するさくらに心を奪われ、フィギュアスケートを始める。コーチの荒川が2人にペアアイスダンスを教える。

監督:奥山 大史, プロデュース:西ヶ谷 寿一, プロデュース:西宮 由貴, Writer:奥山大史, 出演:越山 敬達, 出演:中西 希亜良, 出演:池松 壮亮, 出演:若葉 竜也, 出演:潤浩, 出演:山田 真歩
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とある一言で印象が大きく変わってしまうところ

奥山大史監督は、奥山和由を父に持ち、映画製作を学び、2018年『Tokyo 2001/10/21 22:32~22:41』で注目されます。2018年『僕はイエス様が嫌い』で長編映画監督デビューをし、PVや映画など、多くの作品を手掛けています。

越山敬達は、小学3年生のときにEBiDANの育成プロジェクトに参加し、EBiDAN NEXTになっています。2020年にドラマに初出演、のちに、2023年「スイート・マイホーム」で映画初出演、2024年「ぼくのお日さま」で映画初主演をしています。

中西希亜良は、フィギュアスケートを習い、全日本フィギュアスケートノービス選手権大会に出場経験もあるスケーターです。2024年「ぼくのお日さま」で映画初主演をしています。なお、祖父は、なかにし礼

池松壮亮は、「ラストサムライ」での出演から、子役として活躍し、現在では多数の作品で印象的な演技で定評のある役者です。

タイトルの「ぼくのお日さま」は、ハンバート ハンバートの代表曲であり、使用許可をお願いしたところ、快諾していただき、タイトルとなったようです。

本作の奥山大史監督は、今回が商業映画としてはデビュー作であり、『僕はイエス様が嫌い』で非常にまとめられた作品を作り上げており、今回もムダの少ない映画なように思えます。

物語は、フィギュアスケートを練習している女性に心奪われ、自らスケートを練習する中、コーチが2人にペアアイスダンスを教えて行くストーリーです。

序盤から、グラウンドで野球の試合をしているシーンが描かれ、センターの守備をしているタクヤは守備よりも雪が降っていることに気を取られてしまいます。

その後、アイスホッケーをしているシーンとなり、そこでも、キーパーで活躍ができず、なかなか能力を発揮できず鬱屈としてしまうタクヤが描かれます。

ホッケーの試合のあとに、リンクでフィギュアスケートを滑っている子に憧れて、フィギュアスケートを始めて行くことになります。

本作は、フィギュアスケートを通じて主人公が自分が打ち込んでいける場所を見つけて成長していく流れとなります。

池松壮亮がコーチを演じており、さくらを指導していますが、その指導の姿にタクヤが憧れていきます。タクヤの年齢から考えるとお姉さんの雰囲気のあるさくらにあこがれてしまうのは非常によくわかります。

演出的に多くのことを説明する手法ではないのは、奥山大史監督の特長でもあり、『僕はイエス様が嫌い』でも同様に過剰なセリフで状況を伝えることをしない手法は、むしろ好感があります。

「ブレる男はもてないぞ」

タクヤはコーチの荒川に教えてもらい、ジャンプができるように、徐々にスケートがうまくなっていきます。

荒川の素性はあまり語られていないのですが、タクヤとさくらと荒川の3人の関係は徐々に結びついていきます。

タクヤはさくらに惹かれていきますが、さくらはコーチの荒川が気になっており、ここにちょっと本作の難しいところが出てきます。

中盤で、荒川のプライベートなところが徐々に分かるようになっている展開となり、さくらの感情が揺らいでしまいます。

「気持ち悪い」

あまり布石のなかったところからの展開の変化が、淡々とした演出の中で唐突に変化があり、セリフも少ない作品ということもあって、中盤以降の展開が序盤の展開と全く変わってしまう印象もあります。

演出自体は変わらないのですが、ちょっとしたことで見え方が変わってしまうところはすごい演出な気もします。

さくらとタクヤのストーリーかと思っていたら、ものすごい変化球をぶち込んでくるところに、本作のメッセージをちょっと考えてしまいます。一応、しっかりと伏線は張られていますが、さりげない演出過ぎて見逃してしまいすぎるところは、むしろ見方を誘導しているようにも思います。

タイトルは「ぼくのお日さま」というところではありますが、主人公をタクヤとして考えるのが順当で、さくらと荒川から見ると、また違った印象があり、特に再度見返すと、荒川とさくらの心情は結構救われないような気もします。

本作の「ぼく」は明確に誰かということを考えずに観るのがよいのですが、各キャラクターごとの心情を思うと、しっかりと消化できないところがあります。

演出や音楽、映像やそれぞれの関係性については、心地よいところはありますが、とある一言で印象が大きく変わってしまうところは、賛否が分かれるような気もします。

予告編

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