【今週公開の新作映画】「セフレの品格(プライド) 慟哭(2025)」2025年11月28日 公開情報と私感

作品紹介

【監督】城定秀夫
【出演】行平あい佳/青柳翔/片山萌美/坂上梨々愛/和合真一/小鷹狩八/こころ/松本利夫司

【あらすじ】主人公 森村抄子は、シングルマザーとして一人娘を育てている女性。初恋の産婦人科医の北田一樹とセフレの関係となり、離島で診療の機会を経て、一樹が身を固めようとしていた。

公式サイト

セフレの品格(プライド) 慟哭

ポルノとドラマの絶妙なバランスの作品

城定秀夫監督は、ピンク映画やオリジナルビデオで助監督を務め、2003年『味見したい人妻たち』で映画監督デビューその後もピンク映画のみならず、多彩な作品を送り出している監督です。

行平あい佳は、2014年より助監督として活動後、2014年「gift」で映画デビューをしています。その後、女優として、テレビや映画、舞台などで活動をしています。

青柳翔は、2009年舞台『あたっくNo.1』で俳優デビューをし、2016年には歌手デビューもしています。2010年「ふたたび swing me again」で映画デビューをし、映画や舞台、テレビで活動している俳優です。

本作は、湊よりこ作のレディースコミック「セフレの品格(プライド)」が原作となっています。

物語は、一人娘を育てているシングルマザーの主人公が、かつての初恋の相手とセフレの関係となるが、徐々に2人はセフレの関係を超え、新たな一歩を踏み出そうとしていくストーリーです。

本作は、セフレの品格、第1章「初恋」と第2章「決意」の続編となり、第3章「慟哭」と第4章「終恋」として続編化された作品です。

原作は、湊よりこ原作の人気レディースコミック「セフレの品格(プライド)」であり、シリーズ累計540万部のヒット作となっています。現在でも連載継続中ではありますが、今回の映画はひとまず完結となるとのことです。

城定秀夫監督作品は、わかりやすいながらも、独特な演出があり、本作でも城定秀夫監督らしい作品に仕上がっているのかと思われます。

シリーズ作品でもあるので、第1章「初恋」と第2章「決意」を観てからの鑑賞が必要ではありますが、抄子と一樹のラブストーリーであり、複雑な人間関係もわかりやすく描かれているので、特に苦痛なところはありません。

むしろ、城定秀夫監督の演出が非常に巧いところがあり、ポルノとドラマの絶妙なバランスの作品ではありますので、今回も語り口を注目したいところです。

予告編

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