【今週公開の新作映画】「君の顔では泣けない」(2025)」2025年11月14日 公開情報と私感

作品紹介

【監督】坂下雄一郎
【出演】芳根京子/髙橋海人/西川愛莉/武市尚士/中沢元紀/林裕太/石川瑠華/前野朋哉/前原滉/ふせえり/大塚寧々/赤堀雅秋/片岡礼子/山中崇/

【あらすじ】主人公 坂平陸と水村まなみは、プールに一緒に落ちたことで心と身体が入れ替わってしまった高校生。お互い、入れ替わったことを周囲に隠したまま生活をし、30歳になったときにもとに戻る方法がわかったかもしれないと話す。

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過程と結果が合わさってなにか感動する展開になっているのかと

坂下雄一郎監督は、学生時代から映画に関わる仕事をし、2010年「実家に帰ろう」で映画監督デビューをしています。2011年「ビートルズ」では、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて北海道知事賞を受賞し、以降コンスタントに映画やテレビなどの作品を手掛けている監督です。

芳根京子は、2013年『ラスト♡シンデレラ』で女優デビューをし、2014年「物置のピアノ」で映画初出演にして初主演しています。

髙橋海人は、2013年にジャニーズ事務所に入所し、2015年に期間限定ユニット・Mr.King vs Mr.Princeとなり、そこから、2018年にKing & Princeとしてデビューしています。その後、舞台、テレビ、映画と活躍をしています。

物語は、高校生のときにプールに落ちた2人が心とカラダが入れ替わってしまう。2人はともにそのことを周囲に隠しながら生活をし、30歳にあったある日、もとに戻る方法を試そうとするストーリーです。

本作は、第12回野性時代新人賞受賞作を受賞した君嶋彼方の原作の小説『水平線は回転する』であり、2021年にタイトル「君の顔では泣けない」と改題し、加筆修正をしています。

男女に体が入れ替わってしまう物語は、大林宣彦監督「転校生」が有名ですが、本作も同じようなプロットの作品です。「転校生」では最終的に入れ替わった状態はもとに戻るのですが、体が元に戻るのが重要ではなく、その入れ替わっていたことが感動になるのですが、本作は結局どのような結末になるのかは観てもらうのがよいです。

芳根京子と髙橋海人が主人公ですが、2人を中心に物語が進むので、難解な内容ではないとおもいます。

15年間、体が入れ替わっていたこともあり、入れ替わったままの状態で生活をするので、さすがにもう相手の性別の生活に慣れてしまっているのかと思われるので、本作もまた元に戻るかどうかがポイントではなく、その過程と結果が合わさってなにか感動する展開になっているのかと思います。

坂下雄一郎監督の前作「決戦は日曜日」も観やすかった作品なので、本作も、観やすい内容でまとめられているのかと思います。

予告編

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