作品紹介
【監督】菅野祐悟
【出演】竹中直人/関川ゆか/上地由真/近藤勇磨/若林瑠海/松代大介/奥田圭悟/ゆのん/美莉奈/かとうれいこ/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 晴人は、妻を亡くしてしまった男性。幼くして母をなくした美宙とともに暮らしていたが、死生観や愛することの人生に自問自答をしていく。

映像と雰囲気が良い作品
菅野祐悟監督は、音楽家として活躍し、ドラマやアニメ、CMやゲームなど幅広いジャンルで音楽制作をし、2012年より画家としても活動をしています。2023年「Daughter」で映画監督デビューをし、今後に期待ができる監督です。
竹中直人は、学生時代から8ミリ映画の制作を行っており、その後、コメディアンとして活動を開始し「笑いながら怒る人」は代表ネタとなっています。1991年『無能の人』で映画監督デビューをしており、主演としても出演しています。その後、「普通の人々」「119」「東京日和」等を監督しています。
物語は、妻をなくしてしまった主人公とその娘が、母親の死を通じて、人生における死生観を考えていくストーリーです。
序盤から、覚えている最初の記憶の話が描かれます。
オープニングがかっこよく、オープンカーのポルシェで横浜の街を走るシーンがタイトルバックなっています。一部空撮が浜松町付近でもありますが、本作の行動の場所は横浜近辺でもあります。
父親と娘の関係と、父親の若い頃が語られ、すでに母親はいないことがわかります。昔の母親との約束でそれを果たそうとします。
父親役の竹中直人は声が良いので、印象は良いです。
昔の話で年代が表示されるのですが、この映像も非常におしゃれでセンスが良いです。
父親がアルツハイマーになってしまうところもあり、父と娘の間の関係性や、人が死んでしまうとどうなってしまうのかを考えてしまいます。
53分の内容でもあり、サラッと鑑賞できますが、映像と雰囲気が良い作品です。
予告編
関連商品



