作品紹介
【監督】フランシス・フォード・コッポラ
【出演】アダム・ドライバー/ジャンカルロ・エスポジート/ナタリー・エマニュエル/オーブリー・プラザ/シャイア・ラブーフ/ジョン・ヴォイト/ジェイソン・シュワルツマン/タリア・シャイア/グレース・ヴァンダーウォール/ローレンス・フィッシュバーン/キャサリン・ハンター/ダスティン・ホフマン/
【あらすじ】舞台は、21世紀の未来、アメリカのニューローマでは、貧富の差が拡大していた。主人公 カエサル・カティリナは、天才建築家として未来の理想都市を目指す。
公式サイト
Virginia/ヴァージニア以来の13年ぶりの作品
フランシス・フォード・コッポラ監督は、ロジャー・コーマンのもとで映画を制作し、1961年「グラマー 西部を荒らす」で監督デビューをしています。1969年「雨のなかの女」で評価を得ており、1972年「ゴッドファーザー」で第45回アカデミー賞作品賞を受賞しています。以降、「カンバセーション…盗聴…」「ゴッドファーザー PART Ⅱ」「地獄の黙示録」「アウトサイダー」「ドラキュラ」と数々の作品を監督しながら、製作総指揮として大くの作品を手掛けている巨匠監督です。
アダム・ドライバーは、2012年よりテレビドラマで活躍し、2013年『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』に出演、『ハングリー・ハーツ』では主演を演じ評判となります。その後、2015年『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でカイロ・レン役として知名度を上げ、2018年『ブラック・クランズマン』では第91回アカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされている実力ある俳優です。
物語は、近未来のアメリカを舞台にした、天才建築家の姿を描いた作品です。
フランシス・フォード・コッポラ監督が、40年の期間を経て構想されたSF作品です。
H・G・ウェルズ原作の映画「来るべき世界」の影響されて1980年ごろから脚本を執筆してきた作品で、市長と対立していく作品です。
アダム・ドライバーは、スター・ウォーズのカイロ・レン役以降も多くの作品に出演をしており、いずれも大作レベルの作品に出演しており、安定の演技力で色々な役柄を器用にこなしています。
フランシス・フォード・コッポラ監督作品としては、Virginia/ヴァージニア以来の13年ぶりの作品でもあり、年齢的ももしかすると最後の監督作品かもしれません。
138分の作品ではありますが、そうそうたる俳優陣が出演しており、見ごたえのある叙情詩なのかと思います。