作品紹介
【監督】中川駿
【出演】奥平大兼/出口夏希/佐野晶哉/菊池日菜子/早瀬憩/ヒコロヒー/
【あらすじ】主人公 大塚京は、引っ込み思案の高校生。クラスの人気者でもあるミッキーこと三木直子が気になっており、友達同士の高校生男女5人が学生生活を過ごす。
公式サイト
設定自体は、現実感がないのですが
中川駿監督は、映像関連で活動をし、2016年『カランコエの花』でレインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でグランプリを受賞市愛知マス。2023年『少女は卒業しない』で長編映画デビューをし、今後が期待できる監督です。
奥平大兼は、中学生のときにスカウトされ、芸能界入りしています。2018年「MOTHER マザー」のオーディションに合格し、様々な映画賞で評価されています。その後、映画やテレビドラマに出演をし、2020年『恋する母たち』では、テレビドラマ初主演をしています。
出口夏希は、2017年にスカウトされ、モデルとして活躍後、2019年「ココア」でテレビドラマに出演しています。2022年「沈黙のパレード」で映画初出演をし、映画やテレビなど幅広く活躍している女優です。
物語は、引っ込み思案の主人公を含めた高校生男女5人の学生生活を描いたラブストーリーです。
原作は、住野よるによる小説で2017年に刊行されています。内容は、5章から成り立って折、それぞれのキャラクターの目線で物語が綴られています。
タイトルが「か「」く「」し「」ご「」と「」ということで、非常に書きにくいのですが、登場人物にはそれぞれ隠し事があるのかと思います。
ざっくりと言えば、それぞれのキャラクターには、人の感情がわかるところがあり、「気持ちを記号に示す」「心拍数がわかる」「喜怒哀楽がわかる」「恋心が見える」など、感情のが見えることで描かれる内容です。
設定自体は、現実感がないのですが、相手の気持ちが少しだけわかるというところが興味深く観られるところです。
中川駿監督の作品数はまだまだ少ないのですが、スタッフや俳優に恵まれているような気もしますので、本作でも卓越した演出が見られるのかと思います。