【日本映画】「シンデレラガール(2023)」★★★☆☆

作品紹介

【監督】緒方貴臣
【出演】/辻千恵/泉マリン/太田将熙/輝有子/佐月絵美/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 音羽は、12歳のときに病気のため片足を切断し、その後、義足の女子高生として注目をされていく。

シンデレラガール

シンデレラガール

伊礼姫奈, 辻千恵, 泉マリン, 太田将熙, 筒井真理子
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義足自体はかんたんに感情移入ができるようなことではないのですが

緒方貴臣監督は、2009年『終わらない青』で監督デビューをし、評価されています。その後、2013年「子宮に沈める」では、大阪2児餓死事件を下に製作されています。2017年「飢えたライオン」でも社会問題を取り扱った作品となっており、問題提起のある映画を制作している監督です。

伊礼姫奈は、4歳より子役として活躍し、2020年まで根岸姫奈という名前で活動をしています。2016年NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演をしており、2015年「ヒロイン失格」で映画初出演をし、以降、「マイ・ブロークン・マリコ」「ちひろさん」「違国日記」「爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット」など様々な作品に出演しています。

物語は、病気で片足を切断した主人公の女子高生が、義足の女子高生として注目され、モデルとして活躍しながらも、義足を障害としてどのように考えて行くかを描いたストーリーです。

序盤から、子どもの頃の音羽が描かれ、病気により足を切断しないといけなくなったところが描かれます。音羽は右足を切断し、義足を履いて生活することになりますが、入退院を繰り返し、中学校の卒業を病院で行うことになります。

その卒業風景は、SNSで拡散されたことで、モデルとしての道が開かれ、義足のモデルとして活躍を始めます。ここまででオープニングとなり、ここまでの流れがテレビ番組ののワンシーンとなる演出となっています。

導入がちょっと独特な演出となるのですが、主人公の境遇があらかじめわかっていないと本作のメッセージが理解しにくいところはあります。

モデルの活躍をしていきますが、義足を隠してしまうことを音羽は行うようになり、義足ということに他人とはちょっと違う印象を持ち始めます。

「義足を障がいの象徴でなく、個性として捉えてほしいとおもっているのです」

義足のデザインをしている業者に義足を紹介され、義足を障がいではなく、個性として考えていくようになります。

義足自体はかんたんに感情移入ができるようなことではないのですが、主人公視点で描かれていくうちに徐々に、義足に関して様々なことを考えるきっかけとなる作りになっています。

特にBGMも少なく、ドキュメンタリーとまではいかないですが、自然な演出も多く、義足を使っていることを考える要素がありますが、主人公のポジティブ感と、マネージャーの義足利用の発想にはちょっとモヤモヤしますが、緒方貴臣監督の過去作品から考えると、ポジティブな内容でまとめられているので、観やすさはあります。

予告編

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