作品紹介
【監督】眞田康平
【出演】奥津裕也/中村有/黒須杏樹/杉本凌士/小林リュージュ/曽我部洋士/柳谷一成/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】遠くない未来で、再び原発事故が起こる。主人公 達也は、隣町に住みチンピラとして行き場のない生活をしていた。

全体に重い内容ですが、リアルに感じる演出も多く
眞田康平監督は、2011年『しんしんしん』 を東京藝術大学大学院映像研究科修了作品として制作しています。その後、『イカロスと息子』 『サヨナラ家族 』 『ピストルライターの撃ち方』などを制作しています。
奥津裕也は、2011年『しんしんしん』 で映画デビューをし、映画や舞台で活躍をしている俳優です。
物語は、近未来、再び原発事故が起こるも、隣町でチンピラとして暮らしている主人公が、行き場のない暮らしをしながらも、出所した親友と風俗嬢の女性との共同生活をしていくストーリーです。
序盤から、達也とその友人が登場し、そこでふざけ合っているシーンから始まります。
本作は、主人公 達也、親友の諒、風俗嬢のマリが中心として描かれた作品で、原発事故の起こった地域を舞台に描かれています。
自主映画的に撮影された作品で、宮城県でオールロケで撮影されています。
原発事故により除染作業員の現場やタコ部屋の風景が描かれ、内容としては重い展開です。
ピストルライターの撃ち方というタイトルは、そのまんまの言葉ですが、ピストルライター自体はあまり見かけない感じです。そもそも、こんなライターを持っていると職務質問を受けそうですが、つまりは、そういう人という説明をこのライターだけで説明しています。
撃ち方については、実際に撃てないピストルで、ライターでもあるので、そこに本作のメッセージを暗喩として込められています。
全体に重い内容ですが、リアルに感じる演出も多く、やり場のない感じや閉塞感になにか感銘を受けてしまう作品です。
予告編
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