作品紹介
【監督】ブライアン・ネット/アダム・シンドラー
【出演】フィン・ウィットロック/ケルシー・チャウ/モレイ・トレッドウェル/ダニエル・フランシス/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 アイリスは、事故で子どもを亡くしてしまった女性。子どもの事故現場に訪れたときに出会った男性に誘拐されてしまう。
結局犯人がどうしたかったのかはいまいちわかりにくい作品
ブライアン・ネット監督は、2013年「Delivery」で監督デビューをし、その後、コンスタントに作品を制作している監督です。
ケルシー・チャウは、アメリカの女優で、アメイジング・スパイダーマンやファーゴなどの出演しています。
物語は、崖で子どもを亡くした主人公が、とある男性に誘拐され、筋弛緩剤を打たれてしまう。体が動かないまま逃げ出そうとしていくストーリーです。
序盤から、風に揺れるカーテンを見ながらベッドで寝ている主人公 アイリスが描かれ、そっと家を出て崖の上に行きます。
そこには子どもの写真があり、説明は一切されませんが、この崖で子どもを失ってしまったのだという言うことがわかります。
その場所で思い悩んでいるアイリスが投身自殺をしようとしているところに、リチャードという男が現れ、雑談をして、投身自殺を引き止めます。崖のあった場所から帰ろうとしたときに、リチャードがアイリスに傘型スタンガンで気絶をさせ、筋弛緩剤を注射します。
徐々に体が動かなくなり何もできそうにない状況となります。
本作は、一切体が動かない状態で誘拐されてしまう展開であり、その状況で追いつけられていく展開です。
リチャード自身はアイリスよりもちょっと先回りをした対策をしている点で、序盤は誘拐が成功していくのですが、いまいち間抜けなところもあります。
中盤以降は、主人公が動けなくなる展開で、何度か逃げることができそうなタイミングがありますが、そこはサスペンス的に、ちょいちょいピンチ感を出していきます。
自殺願望があったアイリスではありますが、一切体が動かない状況で生き延びたいと考えて行動していくところは、主人公に感情移入をさせたいところなんだと思います。
終盤、犯人との対峙となりますが、身動きが取れないというところで、いくつかのトラブルには見舞われます。
主人公と犯人だけでほぼ描かれているので、内容自体はわかりやすく、サクッと観られる作品ですが、結局犯人がどうしたかったのかはいまいちわかりにくい作品でもあります。
予告編
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