作品紹介
【監督】ポン・ジュノ
【出演】ロバート・パティンソン/ナオミ・アッキー/スティーヴン・ユァン/トニ・コレット/マーク・ラファロ/
【あらすじ】主人公 ミッキーは、失敗だらけの人生を送ってきた男性。夢の仕事で一発逆転を狙い、とある契約書にサインをするが、その内容は、危険な任務を遂行し、ひたすら死んでは生き返ることを繰り返す過酷なものだった。
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とりあえず、演出的にはまったく不安を感じない作品ですので
ポン・ジュノ監督は、映画学校で映画製作を学び、1995年『白色人』で16mmフィルムによるインディペンデント映画で初監督をしています。もともとは漫画家志望でもあり、松本大洋や業田良家、古谷実など、日本の漫画家に大きな影響を受けています。監督2作目の「殺人の追憶」で世界的に評価され、韓国の映画監督としては、独自の作家性の高い監督として人気があります。
ロバート・パティンソンは、2004年『ニーベルングの指環』でテレビ映画デビューをし、2008年『トワイライト〜初恋〜』で人気となっています。2020年『TENET テネット』では、主人公を助けるキーマンとして出演しています。
物語は、失敗だらけの人生を送っていた主人公が、とある契約書にサインをし、一発逆転の人生を狙うが、その仕事は、危険な任務を遂行し、何度も死んで生き返ることを繰り返す過酷なものだったというストーリーです。
本作は、ブラックジョークを絡めたSFアクション作品でもあり、とても不思議な設定の内容です。
ポン・ジュノ監督は、2019年「パラサイト 半地下の家族」でアカデミー作品賞を受賞したあとに、6年ぶりに映画を制作しています。非常に評価を得た作品の次に制作した作品でもあり、期待は高いです。
ポン・ジュノ監督の作風は、様々な系統の作品があり、今回はSF作品として新しいジャンルに挑戦をしています。
何度も死んで何度も生き返るというのは、2014年「オール・ユー・ニード・イズ・キル」に似たような感じもするところがあり、この系統の作品が好きな人には良いのかと思います。
2022年、エドワード・アシュトン作の小説『ミッキー7』が原作となっており、物語的にもしっかりとした内容かと思います。
ポン・ジュノ監督は、韓国の映画監督ですが、本作はアメリカが製作国となっています。
137分の内容でもあり、ちょっと長い感じもします。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」はもう少し短い内容だったこともあり、本作ではどのようなからくりのストーリーなのかも気になります。
とりあえず、演出的にはまったく不安を感じない作品ですので、落ち着いて観たい作品です。