作品紹介
【監督】ブライス・マクガイア
【出演】ワイアット・ラッセル/ケリー・コンドン/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 レイ・ウォーラーは、難病で早期引退をした元メジャーリガー。郊外にプール付きの家を購入するも、その家にはとある秘密があった。
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ジワジワと恐怖を煽る手法で言えば、和製ホラー映画の方に軍配が上がる印象
ブライス・マクガイア監督は、数作のショートフィルムを制作し、2018年「Unfollowed」で監督デビューをしています。その後、さまざまな作品で脚本や監督をしています。
ワイアット・ラッセルは、父親がカート・ラッセル、母親がゴールディ・ホーンの俳優です。1996年「エスケープ・フロム・L.A.」で映画初出演をし、子役として活躍後、テレビや映画などの作品で活躍している俳優です。
物語は、難病でメジャーリーグを引退した主人公が、一家でプール付きの家を購入しますが、そのプールは普通のプールではなかったというストーリーです。
序盤から、夜のとあるプールで間違えてプールに落ちてしまった少女が、落としてしまったボートを拾おうとしてプールの中に引きずり込まれてしまう事故が起こります。
序盤で、このプールになにかあることが描かれ、本作の問題がプールにあることがわかります。
主人公は難病でメジャーリーグを引退したレイ・ウォーラーという男性で、一家でこの家に住むことになります。
あるある的なホラー作品感で物語がサクッとわかりやすく描かれますが、怖さの表現は、和製ホラー映画のテイストがあります。
何かがいるのはわかるのですが、そのなにかを細かく見せない演出で序盤は進んでいきます。
中盤でプールの底から出てきたとあるもので事態が変わってきます。
夜のプールの水の中に何かがいるという恐怖感は、夜の海などの何処か得体のしれない暗闇の中の恐怖感に通じるところがあり、水の底に何かがあるというような感じではありますが、いまいちそれが何なのかが徐々にわかってくる演出です。
アメリカンな映画ではありますが、演出自体はジャパニーズ・ホラー感でできているので、アメリカよりも、日本で受けそうな印象もあります。
こういうホラー作品にあるあるなのですが、ホラーの対象の正体がわかると、ちょっと興ざめしてしまうところでもあり、やはり、ジワジワと恐怖を煽る手法で言えば、和製ホラー映画の方に軍配が上がる印象です。