作品紹介
【監督】ポール・キング
【出演】ティモシー・シャラメ/ヒュー・グラント/キャラー・レイン/キーガン=マイケル・キー/パターソン・ジョセフ/マット・ルーカス/マシュー・ベイントン/サリー・ホーキンス/ローワン・アトキンソン/ジム・カーター/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】ウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開くために、チョコレート職人が多くいる街で、チョコレート店を開こうとする。
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本作だけで楽しめるのかという点で言えば、一味足りないところでも
ポール・キング監督は、イギリスの監督で、2004年「Garth Marenghi’s Darkplace 」でアソシエイトディレクターを務めています。2014年「パディントン」がヒットし、その後、2017年には続編も作られています。2023年「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」で、監督・原案・脚本を務めています。
ティモシー・シャラメは、幼少期よりCM等で活躍をし、2014年「ステイ・コネクテッド~つながりたい僕らの世界」で映画デビューをしています。同年に「インターステラー」でも印象ある役を演じ、201年『君の名前で僕を呼んで』では、数々の映画賞で評価されています。端正な顔立ちで魅惑的な魅力のある俳優です。
本作は、ロアルド・ダール原作の『チョコレート工場の秘密』の内容に関連して、チョコレート工場の工場主ウィリー・ウォンカの若き日を描いた作品です。原作者の遺族に許可を得たオリジナルストーリーとなります。
ロアルド・ダール原作の児童文学「チョコレート工場の秘密」を映画化した作品で、過去に1971年『夢のチョコレート工場』、2005年「チャーリーとチョコレート工場」についで、3作目の映画化となります。
ティム・バートン監督の、2005年「チャーリーとチョコレート工場」が有名なところですが、本作では、チョコレート工場を作り始めるところからのストーリーであり、「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚となります。
物語は、チョコレート工場で有名になったウィリー・ウォンカが、チョコレート工場を作り上げるまでを描いた「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚となりますが、設定上、「チャーリーとチョコレート工場」とは異なるところもあり、完全続編というわけではありません。
序盤から、食で有名な街「グルメ・ガレリア」にウォンカが訪れるところから始まります。
12枚のソブリン銀貨しか持ち合わせていないウォンカで、そのために、宿屋の主人に悪徳な契約を結ばれてしまいます。
借金を返却するために、本末転倒な仕事をせざるを得ないところになりますが、徐々に味方も登場し、「チャーリーとチョコレート工場」でも登場したウンパルンパも登場します。
チャーリー自体のキャラクター性は、ジョニー・デップとティモシー・シャラメで比較をしてしまいそうですが、ミュージカルシーンも多く用意されており、ミュージカルと言う点では、今回のティモシー・シャラメ版ウォンカのほうが楽しさはあります。
世界観は、ティム・バートン作品の「チャーリーとチョコレート工場」をある程度踏襲していますが、本作の見どころは、チャーリー自身というよりも、チャーリーを取り巻く街の雰囲気とその人々というところにもなります。
ウォンカ自体が悩める主人公というわけではなく、夢を目指している青年というところでもあるので、作品全体的な印象は、非常にノーマルな内容でもあります。
まったく楽しめないというわけではないのですが、「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートン版を前提に、その世界観を理解したうえで観る作品でもあるので、本作だけで楽しめるのかという点で言えば、一味足りないところでもあります。
予告編
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