作品紹介
【監督】デヴィッド・リーチ
【出演】ライアン・ゴズリング/エミリー・ブラント/アーロン・テイラー=ジョンソン/
【あらすじ】主人公 コルトは、スタントマンをしていたが、大怪我を負ったために一線を退き休んでいたが、復帰することになる。復帰作の映画の監督は元カノでもあるジョディだった。
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ブレット・トレインのような大味な作品で考えていればよいかと
デヴィッド・リーチ監督は、スタントマン出身の監督であり、ブラッド・ピットやジャン=クロード・ヴァン・ダムのスタントを行っています。2014年『ジョン・ウィック』で監督デビューをし、2017年『アトミック・ブロンド』を制作し、この2作で高い評価を得ています。その後、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などを手掛け、制作や監督と幅広く活躍している監督です。
ライアン・ゴズリングは、幼い頃から映画に興味を持ち、さまざまなテレビ番組に出演をし、映画にも出演、2004年「きみに読む物語」で一躍有名となり、また、監督や制作、ミュージシャン活動など、幅広い活躍をしている俳優です。
エミリー・ブラントは、2003年「ウォリアークイーン」で映画デビューをし、2005年「ナターシャの歌に」でゴールデングローブ賞 助演女優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門) を受賞しています。以降、「プラダを着た悪魔」「ヴィクトリア女王 世紀の愛」「クワイエット・プレイス」など、ヒット作に恵まれつつ、キャリアのある女優です。
物語は、大怪我を負い、一線を退いていたスタントマンの主人公が復帰作として映画に出演するも、監督が元カノであり、さらに、主演俳優が撮影中に疾走してしまうことで事件に巻き込まれていくストーリーです。
本作は、テレビドラマ『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』(1981年 – 1986年)の映画化でもあります。
デヴィッド・リーチ監督はもともとスタントマンという経歴もあり、本作はある意味自伝的な感じもあると思いますが、スタントマンの立場をわかっているところがあるので、アクションは面白いのかと思います。
『ジョン・ウィック』や『アトミック・ブロンド』は傑作なのですが、デヴィッド・リーチ監督作品は大味な演出の作品も多いので、今回は予告編からもわかるように、コメディ感のある作風かと思われます。
ライアン・ゴズリング自体も、コメディからシリアスまで器用にこなす俳優なので、今回もそつなくこなしていると思います。
『アトミック・ブロンド』のような作品を期待すると肩透かしを食らうとは思うので、どちらかというと、ブレット・トレインのような大味な作品で考えていればよいかと思います。