【洋画】「シャーク・ド・フランス(2023)」★★★☆☆【感想・レビュー】

作品紹介

【監督】
【出演】

【個人的評価】

【あらすじ】主人公 マジャは、海上警察官として早期退職を予定していた女性。ある日、フランス南西部にあるリゾート地で正体不明の怪物が現れ、そのサメの仕業を見事おさめ、最後の任務を全うするが、引退後、再び別の怪物が現れる。

シャーク・ド・フランス

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南仏のちょっと原色に近いような町並みと、シャークのホラー感のマッチングは、ちょっと異質な感じも

リュドヴィック・ブケルマ監督とゾラン・ブケルマ監督は、双子の映画監督で2020年『テディ』で評判となり、2023年「シャーク・ド・フランス」でフランス初のサメ映画を制作しています。

マリナ・フォイスは、フランスの女優で、1993年「La perme」で映画デビューをしています。映画やテレビなどで活躍する女優です。

本作は、フランス初のサメ映画らしいです。キャッチコピーは「サメをジョーズに捕まえろ」となります。

物語は、引退間近の女性海上警察官が、騒ぎを起こしているサメを退治するために奮闘するストーリーです。

序盤から、パドリングをしている老人が自宅に連絡しており、そこでシャークに襲われるシーンとなります。

そこから、このマジャ・ボルドナーヴの説明となります。この街では海上保安をしているので、大きなトラブルが起こらずにきていますが、今回は、シャークが現れたことで、徐々に不穏な空気となっていきます。

定年で退職が間近のマジャは真面目なだけに、今回の問題も放ってはおけないところとなってきます。

本作は、フランス初のサメ映画なので、よくあるサメ映画とは違い、どこかおしゃれな感じもあります。

サメは早々に退治されたように見えますが、実際には、退治したサメが再び襲来するということで、サメを捕獲して引退したマジャは、再びシャークと対決していく流れとなります。

むしろ、怖いのは、シャークではなく、その住人であり、ナジャ自体は悩まされることになります。

意外と肉片などリアルに残酷なところもあり、直接的に襲われるシーンと言うよりも、気がつくと肉片になっているというところがむしろ怖いです。

アメリカあるあるのシャーク映画と異なり、どこか他人事のようにも見え、その視点が本作の独特な味わいでもあります。

南仏のちょっと原色に近いような町並みと、シャークのホラー感のマッチングは、ちょっと異質な感じもしますが、意外と低予算でうまく演出されています。

終盤は、夜の海でのシャークとの対峙となりますが、しっかりとホラー感と果敢に立ち向かうマジャが描かれています。

サクッと残酷な演出もありますが、さほど、恐怖感があるわけではなく、むしろ、ドキッとする程度でホラー感は弱めです。

予告編

シャーク・ド・フランス

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