【洋画】「グランツーリスモ〔2022〕」を観ての感想・レビュー

【監督】ニール・ブロムカンプ
【出演】アーチー・マデクウィ//ダレン・バーネット/ジェリ・ハリウェル=ホーナー/

【個人的評価】

【あらすじ】主人公 ヤン・マーデンボローは、ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年。ある日、SCEと日産が主催するレーシングドライバープログラム「GTアカデミー」を発表し、ゲームレーサーから、プロのレーサーになっていく。

グランツーリスモ

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「グランツーリスモ」や「モータースポーツ」を好きな人には十分楽しめる作品

ニール・ブロムカンプ監督は、2009年『第9地区』で初監督をし、アカデミー作品賞と脚色賞にノミネートをしています。2013年「エリジウム」2015年「チャッピー」と監督をしていますが、『エイリアン5』の制作や『ロボコップ』シリーズの制作などで紆余曲折があり、コンスタントに作品が作れていない状況でもあります。

アーチー・マデクウィは、2018年「ティーンスピリット」で映画デビューをし、その後、2019年「ミッドサマー」にも出演しています。その後の監督作「ボーはおそれている」にも出演しています。

オーランド・ブルームは、の『スーパーマン』に影響を受け、俳優に憧れ、ギルドホール音楽演劇学校で演劇を学んでいます。1997年「オスカー・ワイルド」で映画初出演をし、2001年「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフのレゴラスを演じ、一躍有名となっています。「ロード・オブ・ザ・リング」三部作以降も、「パイレーツ・オブ・カリビアン」にも出演をしています。「ロード・オブ・ザ・リング」前章にもあたる「ホビット三部作」でも同じレゴラスとして出演をしています。

物語は、ゲーム「グランツーリスモ」が好きな主人公が、レーシングドライバープログラム「GTアカデミー」により、本物のレーサーとして活躍していくストーリーです。

序盤から、グランツーリスモにハマっている青年ヤンが外でサッカーをするよりも、部屋でグランツーリスモをプレイしている方が良いというくらいの姿が描かれます。

本作は、実際にグランツーリスモプレイヤーからプロのレーシングドライバーとなったヤン・マーデンボローの実話に基づいています。GTアカデミーでは、ほかにもプロドライバーとなって人がおり、本格的なレーシングシミュレータとしてよくできているところなのかと思います。

序盤過ぎにカーチェイスシーンもありますが、ゲーム感覚的な演出で描かれます。

GTアカデミーの設立者ダニー演じるオーランド・ブルームは日本までやってきて、「GTアカデミー」についてを強く説明していますが、もともと、オーランド・ブルームはかなりな親日家でもあります。なお、日産の本社は、横浜にありますが、向かった先は横浜のように見えて実は、東京タワーの近くの場所ですが、多分、この場所は存在しません。

日産とSCEが協力しているところもあり、しっかりと日産の物語でもあります。

ヤンは、ドライバーになるために、アカデミーでドライバーとなるテストを受けていきます。実際のゲームと違って、事故となればリセットとはできないので、リアルとゲームの違いがよくわかります。

レースシーンがとても見やすく、CGを組み合わせつつも多分実写で撮影しているところや、クラッシュするときの車内の状態などは、レースではなかなか見られないところでもあり、よいです。

希望から、挫折、そして、再び栄冠という、非常にベタなサクセスストーリーですが、「グランツーリスモ」や「モータースポーツ」を好きな人には十分楽しめる作品かと思います。

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