【今週公開の新作映画】「屋根裏のラジャー(2023)」が気になる。

【監督】百瀬義行
【出演】/鈴木梨央/安藤サクラ/

【あらすじ】主人公 ラジャーは、アマンダの想像で生み出された少年(イマジナリー)。アマンダ以外にしか見えないラジャーは、人間に忘れられると消えてしまうという宿命があった。

ファンタジーの原作でもあり、児童文学で評価されている作品でもありしっかりと作られているのかと

百瀬義行監督は、スタジオジブリに所属し、多くのジブリ作品に参加しています。その後、短編映画『ギブリーズ』と続く『ギブリーズ episode2』で監督を担当し、様々な作品を手掛けています。

寺田心は、3歳から芸能活動を始め、2015年TOTO『ネオレスト』のCMで話題となります。2014年「L♥DK」で映画デビューをし、テレビドラマや映画などに出演しています。2023年「屋根裏のラジャー」でアニメ声優デビューもしています。

キャッチコピーは「ようこそ、イマジナリの世界へ。」

原作は、A・F・ハロルド『ぼくが消えないうちに』であり、世界の文学賞を席巻したことのある児童文学です。

物語は、想像上の友達である少年は、想像で生み出されたイマジナリーフレンドであり、現実と空想の間で、人間から忘れられて消えていく運命を防ごうとしていくストーリーです。

スタジオポノックの「メアリと魔女の花」以来の6年ぶりの新作です。

スタジオポノックは、スタジオジブリを退社したプロデューサー 西村義明が、監督の新作映画を制作するために設立されたアニメ制作スタジオで、スタジオジブリの名を借りずに、制作スタッフは維持をしながら制作を行っています。元スタジオジブリのアニメーターとしては、米林宏昌監督、百瀬義行監督、山下明彦監督などが関わっています。ポノックとは、ウクライナ語で「深夜0時」という意味があり、一日の始まりという意味が込められています。

本作は、コロナ禍で制作が遅延をし、一時はスタジオポノックの閉鎖ということも危ぶまれたそうですが、無事に完成となり、公開となっています。

アニメ制作としては、手書きのセルを10万枚以上を使用しており、手書きとデジタルの併用で制作されています。監督作品で10万枚を超えるセル画枚数の作品は、「もののけ姫」以降の作品であり、となりのトトロに関しては、約48000枚のセル画を使用しています。なお、噂ですが、新世紀エヴァンゲリオンの第一話では30分のアニメながら10000枚のセル画が
使われているらしいです。通常、30分のアニメでは3000枚程度と言われています。

内容自体は、ファンタジーの原作でもあり、児童文学で評価されている作品でもありしっかりと作られているのかと思います。

個人的に勝手に思う関連作品

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https://6kajo.com/2020/04/post-15015/
https://6kajo.com/2023/08/post-34935/

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