【今週公開の新作映画】「火の鳥 エデンの花(2023)」が気になる。

【監督】西見祥示郎
【原作】
【出演】/吉田帆乃華/

【あらすじ】主人公 ロミは、地球から逃亡し、辺境の惑星・エデンにたどり着く。恋人のジョージとともにその惑星で生活をするが、ジョージが事故で亡くなってしまう。一人息子のためにロミはコールドスリープに入り命を引き伸ばすが、目覚めたときには1300年も経過していた。

過去にも、火の鳥はアニメ化されていることもあり、いずれも良作が多いだけに今回も気になるところ

西見祥示郎監督は、1986年からアニメーターとして活躍をし、原画や作画監督として作品に関わっています。2004年「下妻物語」でアニメーションパートを手掛け、話題となっています。2007年「アニ*クリ15 「宇宙人襲来 ヒロシの場合」で監督デビューをしています。

宮沢りえは、11歳でモデルデビューをし、徐々に人気を得て、ドラマや映画で活躍をし、18歳のときに発売した写真集「Santa Fe」でも話題となりますが、婚約問題や母親との関係、マスコミのバッシングなどから活動休止となるも、2002年『たそがれ清兵衛』で落ち着いた演技をみせ、本格女優として活躍をしています。

窪塚洋介は、1995年『金田一少年の事件簿』でテレビ初出演をし、その後、2000年『池袋ウエストゲートパーク』の好演で注目されます。2001年『GO』で映画初主演をし、高い評価を得ますが、2004年にマンションから転落する事故に遭いながらも一命をとりとめ、怪我の治療後に活動を再開しています。カメラマンやミュージシャンとしても活動をし、幅広く才能を発揮しています。

アニメーション制作は、STUDIO4℃が手掛けています。

物語は、主人公が地球から逃亡し、たどり着いた惑星で生きていくが、子供のためにコールドスリープに入る。目覚めると1300年経過しており、巨大な街で女王となっていたというストーリーです。

本作は、手塚治虫の名作マンガ「火の鳥」の一遍であり、その中の「望郷編」となります。「火の鳥」自体は、非常に哲学的な物語を漫画として作られた作品で、普遍的な物語を非常に巧みな描き方となっています。

火の鳥自体が主役ではなく、各編により主人公は異なり、様々な物語から、火の鳥という永遠の命を持つ鳥から、教訓めいたメッセージを描いています。

過去にも、火の鳥はアニメ化されていることもあり、いずれも良作が多いだけに今回も気になるところです。

なお、映画版とは結末が異なる配信版「火の鳥 エデンの宙」が、Disney+でも配信されています。

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