【今週公開の新作映画】「月(2023)」が気になる。

【監督】
【出演】/鶴見辰吾/

【あらすじ】主人公 堂島洋子は元作家の主婦。ある日森の奥深くにある重度な障害者施設で働き始める。そこで様々な入所者に出会い、その一人のきーちゃんに自分を重ね合わせる。

万人受けする題材ではないので、気軽な気持ちで見ないほうが良いのかと

・石井裕也監督は、2005年『剥き出しにっぽん』を卒業制作として発表し、評価されています。2009年「川の底からこんにちは」で評判となり、第53回ブルーリボン賞監督賞を史上最年少で受賞しています。2013年『舟を編む』では、第86回アカデミー賞外国語映画部門日本代表作品に選ばれており、世界的にも評価されています。『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『生きちゃった』『茜色に焼かれる』など、話題作を多数手掛けています。

・宮沢りえは、11歳でモデルデビューをし、徐々に人気を得て、ドラマや映画で活躍をし、18歳のときに発売した写真集「Santa Fe」でも話題となりますが、婚約問題や母親との関係、マスコミのバッシングなどから活動休止となるも、2002年『たそがれ清兵衛』で落ち着いた演技をみせ、本格女優として活躍をしています。

・磯村勇斗は、高校の頃から役者を志し、2015年『仮面ライダーゴースト』でレギュラー出演を果たしています。その後、2017年「ひよっこ」では主人公の結婚相手となる役を演じています。2022年第45回日本アカデミー賞で、『ヤクザと家族 The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』で新人俳優賞を受賞し、今後が期待できる俳優です。

・物語は、元作家の主人公が森の奥の重度障害者施設で働き始める。そこで、障害者の一人に自分を投影してしまう一方で、施設内の暴力や酷い扱いを目の当たりにする。

・原作は2017年に発表された辺見庸の小説「月」となります。

・実際に発生した障がい者殺傷事件をモチーフにした原作でもあるので、かなりな問題作でもあります。

・主演が宮沢りえですが、ここしばらく、映画出演もコンスタントにしており、本作でも、存在感はありながらも、良い感じな約ドコロなのかと思います。

・石井裕也監督作品でもあり、社会性や物語構成は心配ないとは思うので、物語の描き方を鑑賞すればよいかと思います。

・万人受けする題材ではないので、気軽な気持ちで見ないほうが良いのかと思います。

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