【監督】山下敦弘
【脚本】宮藤官九郎
【出演】岡田将生/清原果耶/福室莉音/柊木陽太/加藤柚凪/羽野晶紀/加藤雅也(加藤昌也)/笑福亭笑瓶/松本妃代/朝井大智/
【あらすじ】主人公 ハジメは、郵便局で働く男性。彼は何をするにもワンテンポ早く、やっとこぎつけた花火大会のデートの約束をするも、目覚めると何故か翌日になっている現象に見舞われる。その謎は、ワンテンポ遅いレイカという女性が握っていた。
タイムラグラブストーリーと説明がありますが、観てみないとどういう物語かわからないところ
・山下敦弘監督は、学生時代から自主制作映画を撮影しており、1999年「どんてん生活」で長編映画監督デビューをし、その後、2005年「リンダリンダリンダ」での新境地で評価され、その後も、ドキュメンタリータッチの作風などで評判のある監督です。
・岡田将生は、中学2年のときに原宿でスカウトされ、一旦は断るも、のちに芸能事務所に所属し、デビューしています。その後、2007年「アヒルと鴨のコインロッカー」で映画デビューをし、着々とキャリアを重ねています。2014年には、蜷川幸雄演出による舞台にも出演し、幅広い活動をしています。
・清原果耶は、小学生の頃からクラシックバレエを習い、2014年に好奇心で受けたオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビューをしています。「nicola」の専属モデルとして活躍後、2015年NHK連続テレビ小説『あさが来た』で女優デビューをし、2017年『3月のライオン』で映画にも初出演しています。歌手としても活動をしており、多彩なジャンルで活躍する女優です。
・物語は、ワンテンポ早い男性とワンテンポ遅い女性が、その時間の動きの違いから、消えた一日をめぐるストーリーになっています。
・もともとは、2020年「1秒先の彼女」という台湾映画ををベースにしたリメイク作品です。
・山下敦弘監督の作品ではありますが、過去作品と比べると、わかりやすい感じのラブストーリーなのかなぁと思います。
・脚本が宮藤官九郎ということもあり、シナリオも過去の山下敦弘監督作品とはちょっと違う感じもします。
・宮藤官九郎脚本ではありますが、オリジナル脚本というわけでもなく、アレンジリメイクという感じでもあるので、興味深いところです。
・基本的にはラブコメディ的な要素の物語とは思いますが、山下敦弘監督の作風を考えると、ひとひねりある作品なのかと思います。
・舞台は京都であり、河原町や鴨川あたりが出てくるのかと思います。
・タイムラグラブストーリーと説明がありますが、観てみないとどういう物語かわからないところは、本作の興味が惹かれるところです。
・福室莉音のエクボ美人的なところは、百田夏菜子に匹敵する魅力も感じます。