【今週公開の新作映画】「岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023)」が気になる。

【監督】
【出演】/飯豊まりえ//美波/

【あらすじ】主人公 岸辺露伴は、青年時代にであった女性から、「最も黒い絵」の話を聞き、その後、その絵がフランスのルーブル美術館に所蔵されていることから、その絵を見に行く。

予備知識がなくても観やすいところは、非常に間口の広い作品

・渡辺一貴監督は、NHKでドラマを制作してきており、「龍馬伝」「平清盛」「おんな城主直虎」などの大河ドラマをはじめ、多数のドラマを制作し、2020年「岸辺露伴は動かない」を手掛けています。2023年「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」で映画監督デビューをしています。

・高橋一生は、1990年『ほしをつぐもの』で映画初出演をしており、その後演劇や声優などで活躍するようになりましたが、端役が多かったのですが、数年前からやっと主演クラスの作品で目立つようになってきています。なお、スタジオジブリ作品「耳をすませば」では、主要キャラクター・天沢聖司の声優を担当しています。

・飯豊まりえは、2008年「avex kids×ニコ☆プチ公開モデルオーディション」でグランプリを受賞し、モデルとして活躍します。その後、『ニコ☆プチ』の姉妹雑誌『nicola』などを務め、2012年からは、俳優としても活動しており、多彩な活動をしています。

・物語は、主人公の漫画家 岸辺露伴がとある青年時代の思い出から、フランスのルーブル美術館に所蔵されている「最も黒い絵」を見に行きますが、そこで「最も黒い絵」の秘密に迫っていくストーリーです。

・元々は、1986年から週刊少年ジャンプで連載されている「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部の登場キャラクターのスピンオフ作品「岸辺露伴は動かない」の一編となっており、本作は、その特別読み切りの物語となります。

・原作マンガは、2010年にスピンオフ長編として『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』としてコミックスとして刊行されています。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く (ジャンプコミックスDIGITAL)

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荒木飛呂彦
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・なお、原作マンガは愛蔵版サイズのフルカラー漫画であり、カラーの使い方も非常に印象的で完成度の高い漫画になっています。単行本サイズで発売したので、読みやすい方を買うのが良いです。

・TVシリーズの「岸辺露伴は動かない」では、原作のようなスタンド(幽波紋)は一切登場しないこともあり、原作コミックを知らなくても、観やすい作りになっています。

・ドラマ「岸辺露伴は動かない」の良いところはジョジョの奇妙な冒険の特殊な設定を極力回避しているところであり、予備知識がなくても観やすいところは、非常に間口の広い作品となっています。

・なお、コミック「ジョジョの奇妙な冒険」は2023年5月現在で、全131巻となっており、第9部が開始しているので、今後も続刊していく漫画です。

・各部で物語の主人公が変わるのですが、世界線がある程度筋があるので、できれば、1巻から読んでほしい漫画ではあります。

・個人的には第4部が好きであり、その第四部のサブキャラクターの岸辺露伴も好きなところです。

・ただし、ドラマ版は若干仮装劇感もあるので、コミックと実写は多少別物と考えると良いです。

・原作自体は非常に良くまとまっているので、映画も予備知識なく楽しめるアレンジがされていると思います。

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