【今週公開の新作映画】「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス〔2023〕」が気になる。

【監督】
【出演】

【あらすじ】主人公 エヴリンは、破産寸前のコインランドリーの稼業や娘や夫にも悩まされている中年女性。ある日、別の世界から来た夫と出会い、マルチバースの世界を救うためにカンフーで戦っていく。

奇妙で不可思議な世界観を提示しているだけに、本作もあらすじをみただけで奇想天外な物語感を感じます。

・ダニエル・クワンとダニエル・シャイナートが監督となっており、大学で知り合い、2011年から監督・脚本家コンビ「ダニエルズ」として活動しています。2016年「スイス・アーミー・マン」で監督デビューをし、非常に話題となっています。その後もテレビや映画で様々な作品を作り続けています。

・ミシェル・ヨーは、に見出されて1984年「デブゴンの快盗紳士録」で映画デビューをしており、一時期引退をしたものの、1992年「ポリス・ストーリー3」で女優復帰をし、アクション映画だけではなく「宋家の三姉妹」「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」「クレイジー・リッチ!」など様々な作品で才能を発揮している女優です。

・キー・ホイ・クァンは、1984年「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で注目され、以降、1985年「グーニーズ」などに出演。その後、映画製作に興味を持ち映画監督を目指し、裏方で活躍しています。2004年「2046」では主演のに広東語の通訳として参加しています。2022年「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で俳優業に復帰し、高い評価を得ています。

・物語は、稼業や家族の環境に悩まされている主人公が、別の世界線からやってきた夫に出会い、そこでマルチバースの世界を救える救世主として、カンフーで全人類を救うために戦っていく奇想天外なストーリーです。

・ ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督作品でもあり、2016年「スイス・アーミー・マン」の奇妙で不可思議な世界観を提示しているだけに、本作もあらすじをみただけで奇想天外な物語感を感じます。

・マルチバース(並行世界)という考えは、最近よく使われる世界観ではありますが、本作はSF映画とちょっと違うアプローチでもあるので、なかなか興味深いです。

・キー・ホイ・クァンが20年ぶりにハリウッド映画に復帰をしており、また高い評価を得ていることで、華麗なる復帰をしています。

・主人公がパッとしないような主婦というようなアプローチでもあり、もともとアクションもこなせるミシェル・ヨーでもあるので、この部分も期待したいところです。

・第95回アカデミー賞では、最多の10部門11ノミネートというところでもあり、新しい映画の歴史を刻む可能性のある注目作かと思います。

個人的に勝手に思う関連作品

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