作品紹介
【監督】四戸俊成/白井孝奈
【声優】蒔田彩珠/坂本真綾/入野自由/柴咲コウ/井浦新/新津ちせ/永瀬莉子/高木渉/茶風林/神谷明/
【個人的評価】★★★☆☆
【あらすじ】主人公 カンナは母親をなくした少女。走ることが好きだったカンナは以来、走ることと向き合えなくなり、日々鬱屈するような生活をしていた。ある日、神無月(10月)に唯一、神の集まる出雲へ向かうことになる。
子供向けのように作られた教訓映画っぽい第一印象を持ちますが、イメージ通りの作品であり、その点では、観る人は違う意味で選んでしまう作品
コミュニケーション監督が四戸俊成、アニメーション監督が白井孝奈となる編成の作品です。白井孝奈監督は本作が初監督となります。
蒔田彩珠は、7歳の頃に子役デビューをし、2012年ドラマ『ゴーイング マイ ホーム』で、是枝裕和監督に評価され、以降、是枝裕和監督作品に出演しています。2018年『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で映画初主演をし、その後も、2020年『朝が来る』でも高い評価を得ています。テレビドラマへの出演もしており、幅広い演技力のある女優です。
坂本真綾は、8歳より子役で活躍し、1996年『天空のエスカフローネ』でヒロイン役の声優として人気となります。以降、2003年には女優活動をはじめ、舞台や短編映画に出演をしています。1995年には歌手デビューもしており、幅広い活動をしている声優です。
物語は、母親を亡くして以降、前向きになれない主人公がとあることをきっかけに出雲の国へ向かう物語です。
序盤から山の中を走るカンナがが描かれ、そこから学校生活と普段の生活が描かれます。
カンナにはちょっとした悩みを抱えている設定ではありますが、そこに感情移入できるかで、本作の印象が変わります。
絵柄的に卓越した作画であるようには見えないのですが、とはいえ、見ずらい作画ではないので、気にする必要はないです。
ただし、絵が演技をしているというわけではないので、アニメあるある感の記号的なアニメではあります。
神の使いの白兎 シロに会ってから物語が動き始める感じがします。
「おかあさんに会ってくる」
出雲の国へ行き、自分を取り戻していく作品ではあります。
物語は主人公視点で見ていけるので、難解でもないのですが、説教的な要素もあるので、その点をどう受け取るかで感想が変わる気もします。
子供向けのように作られた教訓映画っぽい第一印象を持ちますが、イメージ通りの作品であり、その点では、観る人は違う意味で選んでしまう作品かと思います。
予告編
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