【監督】ポール・トーマス・アンダーソン
【出演】アラナ・ハイム/クーパー・ホフマン/ショーン・ペン/トム・ウェイツ/ブラッドリー・クーパー/
【あらすじ】1973年のロサンゼルスが舞台。高校生のゲイリー・ヴァレンタインは、10歳年上の女性 アラナに出会い、恋に落ちていく。
普通に青春映画だとは思うので、ぜひとも観たい作品
・ポール・トーマス・アンダーソン監督は、1992年『シガレッツ&コーヒー』という短編でサンダンス映画祭で注目され、その後、1996年『ハードエイト』で長編監督映画デビューをしています。1997年『ブギーナイツ』では、アカデミー脚本賞にもノミネートされ、話題となり、1999年「マグノリア」では第50回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞しています。その後、『パンチドランク・ラブ』でカンヌ国際映画祭 監督賞、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でベルリン国際映画祭監督賞、『ザ・マスター』で第69回ヴェネツィア国際映画祭で監督賞を受賞し、わずか6作で世界三大映画祭すべてで監督賞を受賞しています。監督と脚本も手掛け、非常に評価の高い作品を作り上げている監督です。
・アラナ・ハイムは、アメリカのロックバンド「ハイム」のヴォーカルでもあり、ハイム三姉妹がメンバーのバンドです。2022年「リコリス・ピザ」で映画デビューをしています。
・クーパー・ホフマンは、名優フィリップ・シーモア・ホフマンを父にもち、映画製作に興味をいだいていたが、2022年「リコリス・ピザ」で映画デビューを果たしています。
・題名の「リコリス・ピザ」は、1970年年頃からカリフォルニア州南部で店舗を展開していたレコードチェーン店の名前です。
・物語は、高校生のゲイリーが10歳年上の女性アラナと出会い、恋に落ちていくストーリーです。
・とはいえ、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品でもあり、非常にシンプルなストーリーっぽく見えながらも、実は、とても心に刺さってくるような作品だとは思います。
・監督の前作は2017年「ファントム・スレッド」でもあり、5年ぶりの新作となります。
・ポール・トーマス・アンダーソン監督映画は、上映時間が長い印象がありますが、それは「マグノリア」や「ブギーナイツ」や「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の印象が強いところがありますが、本作では、 133分というところなので、普通の長さの映画となります。
・主人公の2人の恋愛を綴った作品とは思われますが、脇役には、ショーン・ペン/トム・ウェイツ/ブラッドリー・クーパーと名優が揃っており、映画デビューの主演の脇をしっかりと固めているのかと思います。
・普通に青春映画だとは思うので、ぜひとも観たい作品です。