【洋画】「インデムニティ 陰謀の国家〔2021〕」を観ての感想・レビュー

【監督】
【出演】/ニコル・フォーチュイン/アブデゥ・アダムス/
【個人的評価】

【あらすじ】主人公 テオは、ケープタウンの消防士として暮らしていたが、とある救助活動で心的外傷を負ってしまう。ある朝目覚めると、妻が亡くなって折、そのことで何が起きたのかが混乱する。証拠がすべて揃っていたことで、テオは容疑者となってしまう。

「大変そうだけど、ガンバレ」的なスタンスでの鑑賞で良いのかと思います

トラビス・タウテ監督は、TVや映画などの制作を手掛け、脚本等も行っています。2021年「インデムニティ 陰謀の国家」で長編映画監督デビューをしています。

ジャリッジ・ゲドゥルトは、南アフリカの俳優で、2004年頃より活動をしています。TVや映画などで活躍している俳優です。

物語は、消防士の主人公が妻が死んでしまうトラブルに巻き込まれ、容疑者とされながらも事件の真相に迫っていくストーリーです。

序盤、結構エグい拷問が行われることを話しますが、実際に映像は出てきません。この点はむしろ、映像が出ないからこそ怖いとも言えます。

ストーリーだけをみていると、1993年「逃亡者」のように見えますが、本作は多少主人公は強いところもあり、逃げるというよりもむしろ事件究明のために戦っていくようなところがあります。

本作は珍しく南アフリカの映画となっており、普通のアメリカ映画よりも描写自体は生々しいところはあります。とはいえ、露骨にエグいわけではなく、序盤でも示したように想像すると怖いというところで留めています。

B級映画のように思いきや、意外と楽しめる内容となっており、一匹狼的に無謀な戦いを挑んでいきますが、それだけでもなくて、ヒトクセある展開でもあります。

主人公がかなりな無敵感がありますが、主人公自体が主人公顔ではないので、いまいちノリきれないところもあります。

ということで、面白くないわけではない作品です。ただし、主人公感という点では、感情移入をして観るというよりも、「大変そうだけど、ガンバレ」的なスタンスでの鑑賞で良いのかと思います。

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