【監督】磯光雄
【声の出演】藤原夏海/和氣あず未/小野賢章/赤崎千夏/小林由美子/伊瀬茉莉也/
【あらすじ】舞台は、2045年。日本製の宇宙ステーション「あんしん」でステーションと彗星の衝突事故に巻き込まれてしまう。
「電脳コイル」から新たに制作された注目作ではあるので、興味のある人にはおすすめしたい作品です
磯光雄監督は、アニメーターとして1980年半ばより活動をはじめ、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』『おもひでぽろぽろ』『紅の豚』『新世紀エヴァンゲリオン』『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』などに参加しています。2007年『電脳コイル』で初監督をし、様々な賞を受賞しています。
本作では、15年ぶりの新作となり、原作と脚本も手掛けています。
藤原夏海は、2014年より声優を始め、2016年『少年メイド』で初主役を演じています。映画の吹き替え等も行っている声優です。
物語は、2045年の未来で、月や宇宙へ自由に行けるようになった世界で、日本製宇宙ステーション「あんしん」と彗星の衝突事故により、被害に遭った子どもたちがトラブルを乗り越えていくストーリーです。
前編『地球外からの使者』が2022年1月28日、後編『はじまりの物語』が2022年2月11日から公開される2部作の映画です。
NETFLIXでは、全世界で独占同時配信を開始します。
宇宙を舞台にしたアニメを見かけなくなったと感じた監督が、AIの発達や未来のガジェットなど想像できる新しいイメージの未来を描いています。
「電脳コイル」では、「電脳メガネ」や「AR(拡張現実)」など2022年でやっと追いつきそうになってきている世界を先取って、作品を作り上げています。
当然、技術に関する物語ではなく、その先にある物語が楽しいわけであり、技術やガジェットは、その枝葉ではあります。
昨今の近未来的な作品は、退廃的な未来感の作品が多かったたため、むしろ、「楽しい宇宙」を描くよう努力したようです。
しっかりとした設定で出来上がっており、先に設定を見るだけでも、かなり楽しめます。
「電脳コイル」から新たに制作された注目作ではあるので、興味のある人にはおすすめしたい作品です。